LiSA「聴いてくれる人が自分の歌として悲しみを重ねてほしい」、最新作「unlasting」を語る

2019/12/12 12:00 配信

音楽 アニメ

LiSAの16thシングル「unlasting」期間生産限定盤ジャケット


“MAXさんにしてください!”とお願いしました


――「Chill-Chill-Dal-Da」(「unlasting」期間生産限定盤のみ収録)は?

「ぶっ飛んでるでしょ、「Chill-Chill-Dal-Da」」

――そうね(笑)。でも、楽曲的にはすごく懐かしかった。

「でしょ! 歌詞は田淵先輩(田淵智也)、作曲は伊秩弘将さんなんですけど、田淵先輩に“MAXさんにしてください!”とお願いしたんです!」

――なるほど、納得。その辺の懐かしさだった!

「でしょー! 私、その時代のポップスって本当に素晴らしいと思うんです。だから、それを今の時代に持ってきて、音楽で遊べたらいいなと思うた」

――“思うた”(笑)。

「アハハハ。そうそう、思うた(笑)。これで真剣なことを歌うというより、音楽の楽しさだったりワガママな感じだったり、この音楽に乗せてだったら言えそうだなっていう歌詞を乗せてみたりしたいなと思って」

――欲望が出まくっているもんね。

「そうなんです! パンクってこういうことなのかなって。先輩の脳みそってどうなってるんだろう?って思いました。瞬殺で書いてきてくれましたからね。ビックリ。本当に頭を切って見てみたいかも。曲のせいにして好き勝手歌えるこの曲は、本当に歌ってて楽しいんです。歌わせてくれるって感覚。とにかくライブで歌っている時、楽しいんです! 歌を通していろんな想いを伝えられるって最高だなって。これからも、こういう曲はたくさん歌っていけたらいいなと思ってます」

(取材・文 / 武市尚子)