――放送がスタートして2カ月ほどたちましたね。
今井:今の時代は、例えば欲しい本があったとしたらネットショッピングですぐ手に入る。一直線に買いに行ける感じですよね。でも、本屋さんに行ったら目的の本にたどり着くまでにいろんなジャンルの棚を巡ったり、雑誌を手に取ったり。
雑多なものを見てから買おうと思っていたものを買うから、結果的に楽しい時間を過ごすことができたなと思えるんです。昔は音楽もそうでしたからね。
好きな曲を求めてレコード屋さんに行ったら、探しているうちに新しい音との出会いがあったりして。そういう感覚を僕自身がこの「ミュージック・バズ」というラジオ番組を通じて感じています。
毎回、ゲストで来てくださるアーティストさんたちと話をする中でその人となりを知ることができるし、勉強になることばかり。この楽しい感じがリスナーの皆さんにも伝わるといいなと思っています。
高嶋:私はもともと音楽が好きなので、番組を進行しながら「こんなステキな曲があったんだ!」という発見の連続です。
今井さんは音楽の世界で活躍されている方ですし、毎回さまざまなジャンルのアーティストの方が来てくださるので、音楽のことを今まで以上に深く知ることができてすごく楽しい。もっともっと勉強していきたいです。
今井:一つの曲には、プロデューサーやディレクターといった多くの音楽の専門家たちが携わっているからね。
高嶋:私がレコーディングする時は、スタッフの皆さんが話し合って出来上がったものが手元に来るので、プロデューサーの方と直接話をする機会はあまりなくて。
だから、番組を通じていろんな人たちの曲作りに対する思いなどを聞くことができて、とてもいい経験をさせていただいているなと思っています。
今井:この番組では、ご自身で作詞・作曲。編曲の全てを手掛けているアーティストさんや、提供してもらった曲を歌っているアイドルさんまで、いろんな方たちの話が聞けるから単純に楽しんでいます。
高嶋:私も毎週楽しんでいます(笑)。
――DJとして、本番中に心掛けていることは?
高嶋:これはディレクターさんからアドバイスを頂いたんですけど、ラジオって誰が話しているのか分からなくなる状況が結構多いんです。
今井:ゲストの人数が多いと特にね。
高嶋:聴いている人が分かりやすいように、話を振る時はちゃんと名前を呼ぶようにしています。これは、とても大事なことですね。
今井:あとは、楽しい話をしているということがきちんと伝わるようにしたいですね。音楽について深く話をすることもありますけど、それを難しい顔で聞いて眉間にシワを寄せながら語っても仕方がないですから。
僕らがスタジオで楽しんでいる空気感のようなものをお届けできたらいいなと思っています。
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