映画「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」で生駒里奈がダークヒロインに? いまも心に流れる“乃木坂46のメロディー”とは?
――コンプレックスを“武器”に変えた生駒里奈が目指すものとは?
もっともっと(自分の強み)を良くしていきたいなって思っています。もちろん、映像と舞台では声の聞こえ方や感じ方が違うので、舞台での経験を映画に生かすために、セリフをどういう風に音として乗せるかっていうのを意識しています。舞台を通じて、演じることをすごく好きになれたので、これからもずっと何かの役に浸っていたいですね。
――演技の幅をグッと広げた生駒。今回演じるタイムジャッカー・フィーニスはというダークヒロイン難しい役どころだ。
この映画では「—ゼロワン」の世界の歴史が大きく変わってしまうんですけど、その原因を作ったのがフィーニスで、タイムジャッカーは歴史を改変する力を持っているんです。劇中では、しっかり悪役で、しかも“ブランクウォッチ”を持っているんですけど、それにも“ある秘密”が隠されていて…。その設定を知った時に、「待って待って、これスゴくない?」って思っちゃいました。今回の映画は平成から令和に掛けた作品ですけど、“昭和仮面ライダー”あっての“令和仮面ライダー”だし、そういった歴史的なつながりを意識して、悪役としてのスパイスを役に入れ込めたかなって思っています。
――フィーニスは一人称が“僕っ子”。抑制の効いたしゃべり口調で、クールな雰囲気を放っているが、役作りで意識したことは?
役作りをするうえで、みなさんよりゆっくりと話すようにしました。でも、予告編を見て、みなさんのセリフ回しは“バババッと”早くて、私一人だけがゆっくりだから「ん?ん?うちヘタクソ?」ってちょっと驚いたんです(笑)。でも、「いや、これは多分ゆっくり(な役の設定)だから!」ってことにしておきました(笑)。
――今作への出演をきっかけに、女優・生駒里奈はさらなるステップを進む。その中で、乃木坂46の現役メンバーたちを意識することはあるかと尋ねると…。
(メンバーを)特別意識することはないんですけど、私が女優として活動することで、「(アイドルには)どんな可能性があってもいいんだ」って思わせたいし、思いたい。「生駒がやってるんだから」って、周りの人たちを巻き込んでいきたいです。もちろん、グループを卒業してから辿る道のりは決して平坦なわけではないし、例えば卒業して結婚するとか、違う道を進むとか、いろいろな幸せがあると思うんですけど、私は芸能界で活躍している方たちを見て、「希望」を感じています。その一人として、私ももっと可能性を広げていきたい。そして、乃木坂46を誇りに思える場所にしたいなって。周りのみなさんが「えーそれはやめた方がいいよ」って言うこと以外は、どんどん挑戦していきたいなって思いますね!
(C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映
ヘア&メイク=スズキユウジ(MAXSTAR)、スタイリスト=鬼束香奈子/ライダースジャケット・スカート=ottod'Ame
/シャツ=-by RYOJI OBATA/靴=JeffreyCampbell/イヤリング=DRESS UP EVERYDAY/リング=e.m.
映画「仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション」
12月21日全国公開
「仮面ライダーゼロワン」
毎週日曜朝9:00-9:30
テレビ朝日系で放送
■「仮面ライダーゼロワン」テレビ朝日公式サイト
https://www.tv-asahi.co.jp/zero-one/