――コメディーへの初挑戦は、どのような経験になりましたでしょうか。
まず、こんなにも真剣に変顔と向き合ったのは、初めての経験です(笑)。いろいろなパターンを練習しておかないと瞬時には出てこないものなので、「もっとアゴを出した方が面白いかな?」と家で鏡を見ながら変顔の練習もしました。“喪女役”の皆さんも“面白さのエキスパート”の方ばかりなので、ご一緒させていただいてすごく楽しかったです。
テンポ感もコメディー特有のものがありましたので、ちょっとした差で面白くなるものだとたくさん勉強になりました。お芝居の幅を広げることができたかもしれないと思うと、とてもうれしいです。
――2020年はヒロインを担った映画「mellow メロウ」の公開や、医療ドラマ「アライブ がん専門医のカルテ」(フジテレビ系)への出演も決定するなど、ますます女優さんとしての活躍が期待されます。どんな一年にしたいですか?
お仕事をさせていただくようになって、ありがたいことに「充実しているな」と感じる一年を毎年過ごさせていただいています。ことし24歳になって、いよいよ20代半ばに差し掛かってきたので、年齢に見合った、ステキな大人の女性になりたいですね。そして期待されることに応えられるような人間になりたいです。「猪又進と8人の喪女―」や「mellow メロウ」でヒロインという立ち位置を経験させていただいて、そこから見える景色もまたこれまでとは違ったものでした。スタッフさんやキャストさんとの関わり合い方など学んだこともたくさんありますし、責任感も芽生えてきたようにも思います。お仕事でもプライベートでも、誰かにハッピーな気持ちを分けられるようなことができたら、とてもうれしいです。
取材・文=成田おり枝
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