佐津川愛美、舞台出演中に「おっさんずラブ―」の楽しい現場が“リフレッシュ”に<Interview>

2020/01/01 07:30 配信

芸能一般 インタビュー

佐津川愛美撮影=永田正雄


田中圭に言われたこと


――その方にとって、佐津川さんは頼れるアドバイザーですね。ちょっと話がそれますが、2019年最後の連ドラは「おっさんずラブ―」でした。今振り返ると、いかがでしょう?

撮っている時はちょうど主演舞台(「掬う」)もやっていて、役柄的にも内容的にも激しい舞台で、精神的にズンとくるシーンにも向きあわないといけなかったんですけど、「おっさんずラブ―」の撮影に行くと、役柄が全然違うのでリフレッシュになっていました。「忙しくて大変だね」とすごく言われましたが、ドラマのおかげでいい切り替えができました。

――どんな現場でしたか?

その時に生まれたものを重要視する現場でした。台本通りにやることが正解ではないという現場で、台本からどう自分がキャラクターを演じて、本当にこの気持ちになってせりふを言えるのか、そういうのを大事にしてくださる現場だったので、とっても楽しかったです。

――田中圭さんとはどんなことを話していたんですか?

まだ1話目ぐらいの時に、「今はこういう流れになっていないけど、こんなせりふの言い方でいいのかなぁ」みたいな相談をしたら、「いいよ!」って。「そのキャラクターとして思ったままに演じた方がいいから」と言ってくれたんですけど、キャストさん皆さんもそういう面が多かったんじゃないかなと思います。

――貴重な裏話を聞くことができました。では最後に、幕開けは3月とやや先になりますが、舞台の意気込みなどを聞かせてください。

朗読教室のお話って、いろんなキャラクターの方がいらっしゃるんだろうなと思います。普通の学校だったら同世代しかいないけど、朗読教室だといろんな年齢のいろんな環境の方々が生徒として集まっていて。そういうのって意外と少ないかなぁと。会社、学校、家族の話は多いけど、そうじゃない人との心のふれあいがあると思うので、そこが楽しみですね。

<3月10日追記>新型コロナウイルス感染症の情勢をふまえ、サンケイホールブリーゼにおける大阪公演の開催を自粛することが決定した。また、俳優座劇場における東京公演の開催は、3月12日(木)~3月19日(木)の公演を自粛。3月20日(金)以降の公演に関しては、関係機関の発表や情勢を踏まえ、改めて検討することになった。

文=伊藤雅奈子

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