中村勘九郎&阿部サダヲ、大河ドラマ「いだてん―」を完走した2人が明かす思いとは?
12月15日に最終回を迎えた中村勘九郎と阿部サダヲがダブル主演を務める大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」(NHK総合にて12月21日[土]昼1:05-2:00に最終回が再放送、12月30日[月]昼1:05-5:45に総集編が放送。)。
同作は宮藤官九郎が脚本を手掛けた日本のスポーツの歴史物語で、日本で初めてのオリンピックに参加した金栗四三(勘九郎)と日本にオリンピックを招致した田畑政治(阿部)が奮闘する姿を描いてきた。
今回、主演として走り切った勘九郎と阿部が作品への思いやエピソードを語った。
勘九郎「大変そうだなぁと思っていたのですが、全然大変じゃなかったです」
――撮影を終えての感想を教えてください
阿部:大河ドラマで近現代のものって珍しいですよね。また、オリンピックがどうやって日本に来たか、意外と勉強してこなかったなと。だからすごく勉強になりました。
二・二六事件や五・一五事件についてもあまり知らなかったし、ましてやそこに田畑さんがいたことは知らなかったので、新たに知ることが多くて楽しかったです。
勘九郎:阿部さんもおっしゃっていますが、歴史の授業では期末試験ぎりぎりに明治時代に入ってもう駆け足で教えるから意外と勉強していないですよね。
今回、「いだてん―」という作品に出会いオリンピックを通して近現代のことを学びましたが、知れば知るほど僕たちが今、学んでおかなければならない一番大事な時代なのかなと思いました。
また、オリンピックやスポーツの歴史を知ったことでスポーツ観戦も楽しくて、昨日はテレビで十種競技を朝5時まで見ちゃいました(笑)。
オリンピックの十種競技に初めて出た日本人が (永山絢斗が演じた)野口源三郎なのでね、野口くんを応援する気分で見ていて…。そういう見方もできて楽しいですよね。
あと、大河ドラマって他の方のインタビューを読むと「(撮影期間中は)俗世間と縁を切って…」みたいなことを言ってらっしゃるので大変そうだなぁと思っていたのですが、全然大変じゃなかったです。みんなで作り上げていったので、とても楽しくやれました。