声優・酒井広大と水中雅章がドラマに初挑戦!「“旅”と“ドラマ”と“バラエティー”、一回で三度おいしい!」
オファーいただけたことは何でもやりたい!
――声優業以外のエンタメ業界での活動について、どのような気持ちで取り組んでいますか?
水中「声のお仕事でも、映像のお仕事でも、役者であることには変わりないので、どのようなものでも全力で精一杯に取り組むという点では同じだと考えています」
酒井「一昔前の声優は、あまり顔を出さず黙々と作品作りに取り組む職人的なイメージが強かったんですけど、今は歌って踊ってビジュアルも良くてトークもうまくて、というイメージがありますね。ですが、僕は正直に言うと、昔の職人気質の声優さんに憧れて声優になった人間なんです。もちろん求められるのであれば、何でもやりたいですし、いろいろなことに挑戦していきたいとは思いますが。個人的には声優という仕事を主戦場に置き、そこを軸に派生していくものはすべて声優業に還元できると思うので、やれることはやっていきたいです」
水中「そうですね。僕はまだステージで歌ったり踊ったりという経験がほぼありませんが、そういったことでも観た人に喜んでいただけるようなパフォーマンスが出来る役者になりたいと思います。もしオファーをいただけたら意欲的に挑戦してみたいです」
地域の活性化につながれば嬉しい!
――今後の目標をお聞かせください。
水中「具体的にどうなりたいというのは特になくて…。あ、演技がうまくなりたいです。あの人みたいになりたいとかではなくて、水中の芝居が観たいなと、作品を作る方や観てくださる方から求めていただけるような役者になりたいと思っています。僕は趣味とかがなくて、どうしてもお芝居のことを考える時間が長いんですよ」
酒井「そこは僕も一緒です」
水中「いい作品を見たら、あぁ、何でこんなにいい芝居ができるんだろう、何で自分はできないんだろうって考えてしまいますね。自分が一番感動を受けるのはお芝居であり、この仕事を目指したきっかけもお芝居なので、お芝居がうまくできるようになりたいです。今回の経験を生かして、今後は視野を広げて、マイク前のお芝居にとどまらず、いろいろなフィールドで活動していきたいですね」
酒井「今はありがたいことに声優という仕事だけで生活していける状況ですが、5年後、10年後はどうなっているのかまったく分からないです。でも僕は一生、声優という仕事には関わっていきたいので、アニメだけとかゲームの収録だけとか限定せず、求められるものであれば、いろんなことに挑戦していきたいです。自分からも果敢に裾野を広げていくつもりです。声優という一つの括りだけにとらわれず、声優として生きていければ、というのが目標です」
水中「実際に全部やってる方もいるからね」
酒井「やっている人も、目指す人も多いから、ライバルは多すぎるけどね」
水中「そうです。うかうかしていられません。怖いですよ(笑)」
酒井「ですから、どうなるかは分かりませんけど頑張ります」
水中「皆さんに楽しんでいただくお仕事ですから、そんなネガティブなことは言ってられませんよ(笑)」
酒井「まあ、そうです(笑)」
――番組の配信を待っている視聴者に向けてメッセージをお願いします。
水中「ここまでいろいろコメントをしてきましたが、要約すると、とても楽しい番組です(笑)。実際そうなので、ぜひ見てください。全3回で、次の方にバトンタッチということになると思うので、今後もずっと番組を追っていってほしいなと思います。よろしくお願いします」
酒井「声優の我々がドラマに挑戦したということで、普段とは違った真面目な僕らが、いやいつも真面目にやってるんですけど、真面目にお芝居に取り組んでいる姿をみなさんにダイレクトに見ていただけるので、そこが注目ポイントの一つです。バラエティーパートでは比較的いつもに近い素の我々を見られるので、そことのギャップも楽しんでもらいたいです。また何よりも“聖地創生プロジェクト”ということなので、ぜひこの番組を見ていただいて、長野県の茅野市に興味を持って、ぜひ足を運んでください。写真とか撮って、“あぁ、ここで撮影してたな”とか“あの2人、あそこで蕎麦打っていたな、じゃあ私たちも蕎麦を打ってみよう”という感じで地域の活性化につなげていただけると我々も嬉しいです」
水中「本当に嬉しいよね」
酒井「そう、そういうのは本当に嬉しいです。そういうきっかけになる番組だと思いますので、楽しんで見てください」
さかい・こうだい●福岡県出身。
みずなか・まさあき●山口県出身。