ヒーローを感じた瞬間
――佑太の性格は、ご自身と似ている部分はありますか?
佑太って僕に限らず、男の子だったら共感しやすいと思います。僕の中では佑太にテーマがあって、それは少年漫画の主人公。男の子なら誰もが通るところだと思うんですけど、僕はそこに芯を置いて広げていったので、そこが一番佑太にあるもので、自分にもあるもので近かったのかなぁって思います。
弱いんですよ、佑太って。全然強くないし、負けると分かっていても行く。あそこまで弱いと普通、「んー…」と行こうか考えますけど。あと、弥助のように何でもできる人に嫉妬したりするのは分かりますね。小学生の時はあんなこと、しょっちゅう考えていたような気がします。
――ちっともヒーローらしくないですよね、佑太って。
そう。ちゃんと妬むし、弱音も吐く。でも逆にそれが人間らしくていいなと思っていて。ヒーローってすごく強くて、正義感があって、みんなが憧れる存在だと思いますけど、こういう人間らしいヒーローがいてもいいんじゃないかって。僕が現場でヒーローを一番感じたのは、ゲストで来た男の子が甲冑を見て、しゃべりかけたいんだけど、いいのか、どうしようみたいな。そういう姿を見た時、佑太の甲冑はヒーローなんだなって感じたんですよ。5、6歳ぐらいの子だったかな。
ステフィン・カリーがヒーロー
――そんな萩原さんにとってのリアルヒーローは誰ですか?
僕は中学生の時に部活でバスケットボールをしていたんですけど、ヒーローはずっとステフィン・カリー(NBA ゴールデンステート・ウォリアーズ)という選手です。アメリカの人なんですけど、ずっとヒーローですね。
――将来プロバスケの選手になりたいとは?
それは思わなかったですね。中学の時はもうこの仕事をしていたので。中学の時からバスケを見るということにドハマリしていました。もし生まれ変わるならスポーツ選手になってみたいですね。やっぱり、バスケットボールをしたいです。
――カリー選手の魅力は?
圧倒的なスーパースターなんですけど、アメリカのNBAでは身体能力が高い選手が多くて、背が高いとか、足が速いとかで、そういう人がスターになりやすい中で、彼はそうじゃなく、究極の努力型。想像を絶する努力をしてきた人で、遅咲き。練習していたことが結果を成して、スーパースターになっていった人なんです。そういうエネルギーを使える人はすごく好きです。
ユニホームとかバッシュはずっと集めていますし、地方ロケではユニホームを持っていきますし、全部そうなんですよ。ヘッド、壁紙、待ち受け画面、カバンと(カリー)一色です。テレビも見ていますよ、(有料チャンネルに入会して)お金を払って。
1月18日(土)スタート(全10話)
毎週土曜夜1:26-1:56
テレビ大阪で放送(※関西ローカル)
※放送終了後からTSUTAYAプレミアムで配信開始
出演=萩原利久、六角精児
芦名 星、岡本夏美、中川晴樹、阿見201、山村美智
佐野岳/袴田吉彦
監督=筧昌也、永江二朗
原案・脚本=酒井善史(ヨーロッパ企画)
脚本=下亜友美、池浦さだ夢(男肉 du Soleil)
主題歌=BRADIO「幸せのシャナナ」(Warner Music Japan)
公式サイト=https://tsutaya.tsite.jp/feature/original/o-edosteampunk/index?sc_cid=tvo-hp