NON STYLEの井上裕介が今年春に発表したエッセイ「SNSをポジティヴに楽しむための30の習慣」が、今なおネット上で注目を集めている。
「スーパー・ポジティヴ・シンキング ~日本一嫌われている芸能人が笑顔でいる理由~」、「[日めくり]まいにち、ポジティヴ!」に続く、前向きな生き方を明るく楽しく提唱する“ポジティヴ”シリーズの第3弾。「しょせんはネット」と言い切る井上流のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の使いこなし術がつづられており、「読み終わった後、SNSと“ポジティブ”な付き合い方ができるようになった」など、ネット上には称賛の声が多数上がっている。
そこでザテレビジョンでは、芸能界随一の“超ポジティヴ男”こと井上裕介に、全2回にわたるロングインタビューを敢行。前編となる今回は、「SNSをポジティヴに楽しむための30の習慣」に込められた、SNSについての持論を語ってもらった。
「いつSNSをやめてもいい。“なくてもいいもの”だと思ってるんで」
――少し前の話になってしまいますが、まず「SNSをポジティヴに楽しむための30の習慣」が出版されることになった経緯をお聞かせください。
井上裕介:何年か前から話はしていたんですけど、SNSが市民権を得て、今やみんなの生活と切っても切れないものになりましたよね。でもそれによって、SNS内でのいじめだったり、誹謗中傷で命を落としたり、といったニュースを見聞きするようになって。そんな状況だからこそ、「SNSって何なんだ」という僕の考えを、改めて伝えたかったんです。本来、SNSは楽しむためのツールですから、「SNSで承認されなかったら終わり」みたいな変な常識を打破したかったんですよね。
――本文中にも書かれていますが、「SNSも『しょせんネット』だと思って気楽に楽しむべき」というのが、井上さんの基本的なスタンスですよね。
井上:はい。僕の周りにもいますけど、レストランに行って、一口食べるよりも先に写真を撮ってSNSに載せるだとか。日記として残すんやったら全然いいと思うんですけど、何かちょっとおかしくないですか、と。元々はSNSって自分自身が楽しむためのものですから、やっぱり「しょせんネット」だと思って、もう少し適当に付き合った方がええなと思うんですよね。
――文末に、この本を読んで「SNSをやめた」という人が増えたらうれしい、といった趣旨のことも書かれていますが…。
井上:はい、それも本心です。僕自身、いつSNSをやめてもいいと思ってますから。仕事で使うこともありますけど、元々なかったものやし、“なくてもいいもの”だと思ってるんで。
発売中 1200円+税
発行:ヨシモトブックス/発売:株式会社ワニブックス
■YouTubeチャンネル「NONSTYLE井上365」
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【井上裕介Twitter】@inoueyusuke
【井上裕介Instagram】@nonyusuke