正門良規「鮫島を見て楽しんでいただけたら」
――読者の方々へのメッセージをお願いします。
このドラマの世界観、時代、家族の雰囲気を楽しんでほしいです。そして、けんかもするけれど、仲が良くてほのぼのしている川原家に、鮫島という調味料が加わることで、今後のストーリーがどうなるのか。 川原家の家族目線で、鮫島を見て楽しんでいただけたらと思います!
第16週(1月20日[月]~1月25日[土]放送)のあらすじ
八郎(松下洸平)が個展の下見のために東京に行っている間、作陶に精を出す喜美子。久しぶりに照子(大島優子)と信作(林遣都)がやってきて、三人で語らう。童心に戻ったような時間の中で、喜美子は大阪に行く前に拾った、信楽焼のカケラのことを思い出し、二人に見せる。
百合子は信作への恋心から不安を募らせ、三津(黒島結菜)に相談していた。信作はきちんと結婚を申し込む。東京から戻ってきた八郎は、意外にもジョージ富士川(西川貴教)と一緒だった。
カケラの色合いを出すには、釉薬をかけずに、薪の炎で焼かねばならないと知る喜美子。八郎にいつかやってみたいと語る。そんな折、工房の電気窯が壊れてしまう。
これを機に喜美子の希望をかなえられる、穴窯を設えようという八郎。調べているうちに、喜美子は子どもの頃、陶芸との出会いのきっかけとなった、慶乃川(村上ショージ)の名にたどりつく。
待ち受ける困難を知りつつも、八郎の強い勧めもあって、穴窯作りを決意する喜美子。直子の猛反対の騒動を乗り越え、庭に完成した穴窯に火入れし、ついに作品を焼くところまでこぎつける。一方、八郎と三津の距離は近づいていく。