関ジャニ∞丸山隆平、約2年ぶりの舞台は“底辺でもがく男”「人生の思い出の一作品になったらうれしい」
丸山隆平コメント
映画「その夜の侍」(2012年)を見てからずっと大ファンだった赤堀さんの作品で、劇場はシアターコクーン!
赤堀さんとご一緒できることには驚きましたし、いつか立ちたいと思っていた劇場でやらせていただけるので、うれしいことが同時に来ました!
こういった生々しい作品は新鮮ですが、過激な一部分が切り取られているだけで、誰しも無意識のうちに誰かの何かを奪っていたり、多かれ少なかれどんな人にもある部分だと思っています。
この作品を通じて、世の中に一石を投じるだとか、大それたことは考えていません。1カ月間、劇場に別空間を作り上げて、この世界の中で生きている人として存在したいと思っています。
それを見て、何か気付いたり、ふと立ち止まったりしてくれてもいいし、何も感じなくてもいい。見た人がどう感じるか楽しみですし、せっかくなので誰かの人生の、思い出の一作品になったらうれしいです。
演技を見られる場はたくさんありますが、舞台は特に見ることに相当な熱量を使うものだと思っています。今回見に来ていただけるのも何かのご縁。来て良かったと思っていただけるよう、硬くならず、手放しで楽しんでもらえるよう、一生懸命頑張りますので、ぜひお越しください!!
舞台「パラダイス」ストーリー
オリンピックを目前に控え、浮かれた空気に包まれている東京。表層的には豊かに見えるこの街で、虚無感を抱え、底辺でうごめく人間たちの不毛な戦いと裏切り、つかの間の栄枯盛衰の物語。
巷にはびこる高齢者を狙った詐欺グループのリーダー・梶浩一(丸山)は、ある日、ヤクザの辺見豪に呼び出され、組織拡大という無理難題をふっかけられる。断ることもできず、腹心の真壁らと言われるがまま手を広げていく梶。
被害に遭い、ズタボロにされていく老人たち、その家族を尻目に、梶らは一時隆盛を極めるが、やがて暗雲が立ち込め…。