高橋克典主演「多加賀主水」第4弾放送!夏菜は色気たっぷり“キャバ嬢”姿に!!
高橋克典(多加賀主水役)コメント
――第4弾の実現を聞いたときの心境は?
1作目のときから江上剛さんの骨太な原作を2時間のエンターテインメントドラマに落とし込む作業には、とても苦労してきました。
毎回、ゼロからスタートする気持ちで、“次回はもっと面白いものを…”と試行錯誤しながら続けてきたんです。
第3弾は「世界野球プレミア12」の中継が延長し、オンエア時間が遅くなってしまったにもかかわらず、おかげさまで大好評。
だから第4弾の制作決定を聞いたときは、“また、この作品に臨むことができる”“今度はもっとしっかり作品作りをするぞ”という思いがわいて、うれしかったですね。
――第4弾で“進化”を遂げたところは?
このシリーズは、“往年の2時間ドラマを再現しよう”というコンセプトで挑んできました。
僕の役名も“主水”だけに、故・藤田まことさんの演じられた「必殺仕事人」の中村主水の茫洋とした感じといいますか、本作では2時間ドラマファンのみなさんが愛してくださるようなキャラクターをより意識しました。
ちょっと“おじさん”っぽく演じてみようと思い(笑)、スーツの色をグレーにしたり、髪の毛もおろしたり…。
今回、ようやく多加賀主水というキャラクターを完成させることができたと思っています。
夏菜さん演じる香織も、個性が際立ってきました!
やっぱり夏菜さんは明るいので、アクティブに動いてもらうのが面白い。最新作では主水と香織、このメイン2人のキャラを具体的に形づくることができたのが収穫でした。
――毎回、アクションシーンが大きなみどころですが、本作ではどんなアクションを?
原作には時代劇でいうところの“チャンバラシーン”が描かれていますが、さすがに今の時代、受け入れられないかな…と思って第1作ではやりませんでした。でも第2作を撮影しているうちに、やっぱり最後にアクションがないと作品が締まらない、という話が持ち上がり、ちょっと無理やりな設定かもしれませんが、エンターテインメントとして立ち回りシーンを加えてみたところ、誰からも苦情が来なかったどころか、逆に“すごくよかった!”という反響をいただいて…それ以降、頑張っています(笑)。連続放火事件が起きる今回は、放水シーンや、炎の中から“ある人物”を救出するシーンにも挑んでいます!
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
イマドキなネタを盛り込みつつ、あくまでエンターテインメントであることを目指して楽しめるよう作っていますので、2時間ドラマのファンの方、時代劇ファンの方、そしてミステリー好きな方、みなさん気楽に和みながらご覧いただければと思います。
僕がテレビ朝日系で主演させていただいた「広域警察」(2010~2017年)という2時間ドラマは全9作でしたので、この「庶務行員・多加賀主水」シリーズはなんとか10本まで続けていきたいですね!
夏菜(生野香織役)コメント
――第4弾の実現を聞いたときの心境は?
2017年から香織を演じていますが、こんなに長期にわたってひとつの役を演じるのは初めて。貴重な体験なので、素直にうれしいです。
私はこの第4弾がいちばん面白いと思います!それぞれのキャラが立っていて、演じていてもとても楽しかったですね。
――第4弾で印象に残っているシーンは?
やっぱり、キャバクラ店潜入シーンです!香織は銀行員なのですが、今回は変装してキャバクラに潜入するんです。
第1作ではわりと香織もアクティブに動いていたので、私としては軌道に戻ったようなイメージですが、第2~3作ではあまり見られなかった活躍ぶりですね(笑)。
実は、いちばん最初に克典さんと学園ドラマでご一緒したとき、私の役柄が高校生でありながらキャバクラでアルバイトをして先生に見つかるという設定だったんです。もう14年前なのですが、今回のロケ先が当時と同じお店だったこともあり、思い出が鮮明によみがえりました。初めてのドラマだったので特に印象深くて、お店の中もあちこち覚えていたし、懐かしい気持ちでした。まさに“運命”ですね!
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
今回は“この人、犯人じゃなかったんだ~!”という思わぬ展開があって、これまででいちばん見ごたえがあります。火や水を使ったアクションやカット割りにもこだわっていて、私としては第4作がいちばん凝って撮影した印象です。めちゃくちゃ面白くなるんじゃないかなと期待しているので、みなさんにもまたひとひねり加わった“多加賀主水”を楽しみにしていただけたらと思います。そしてもちろん、このシリーズには克典さんのアクションがなくちゃ…!ぜひ克典さんには10作までずーっとアクションを続けていただきたいです!