渡辺えり、キムラ緑子“有頂天”シリーズ第4弾「有頂天作家」渡辺「台本を読んでても泣けてしまう」
渡辺えりコメント
初演をちょうど見させていただいて号泣した作品です。20代の頃だったかと思いますが、いつか出演したいと思っており、自分から「この戯曲は本当に面白くて、やりたい!」と思ったのは初めてでした。
今、現時点で生きている作家の戯曲を再演できるという面白さもあります。ただ、せっかく歌うのにロマンチックなセリフが全然増えないのが不満だなぁ(笑)。
最後のシーンは(台本を)読んでても泣けてしまう。自分が演じる役がこんなにも気の毒な役柄は初めてです。ミュージカルのような歌もありますので、二重三重に面白くなると思います。楽しみにしていてください。
(共演する渡辺徹とは)私はまったくからみのシーンがないんですよ。稽古場でからまないので「本当に好きだった」というのを想念でやらなくてはならなく、「今は太ってしまった」という新しい台詞があるので、ジュリーをイメージして演じようと思っています(笑)。
キムラ緑子コメント
今まで(有頂天シリーズ第1弾〜第3弾まで)えりさんとは敵対する役だったのですが、今回は女同士の友情を描いた作品です。本読みの段階でえりさんの演技にビックリしてしまい、もらい泣きして大変なことになってしまいました。
齋藤さんが作られた作品を齋藤さん自身がどのように演出されるのか、とても楽しみです。みなさんと一丸となってこの世界を皆さんにお伝えできればと思っています。
(共演する渡辺徹とは)20年前にテレビドラマで夫婦役を演じていたので、緊張せずに気楽に楽しく話をさせていただいております。
3月13日(金)~28(土) 新橋演舞場(東京)
4月2(木)~13(月) 大阪松竹座