現在、放送中の天海祐希主演「トップナイフ―天才脳外科医の条件―」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系)。天海は天才的な脳神経外科医・深山瑤子を「お気に入りです」というショートヘアでさっそうと演じている。
今回はそんな天海に本作への思いや役についての話をきいた。
一筋縄ではいかない天才外科医たちの物語
「思い切って短くしましたけど、深山さんに合っていたなと思います。脳外科医として無駄な時間も労力も使いたくない人だと思うので。彼女が一番大事にしているのは病気と向き合い、患者さんを助けることですから」
ただ、深山は上司の今出川孝雄(三浦友和)からそれだけではないミッションも与えられている。黒岩健吾(椎名桔平)、小机幸子(広瀬アリス)、西郡琢磨(永山絢斗)、3人の一筋縄ではいかない医師をまとめ上げることだ。
「執刀医の腕次第といわれる脳外科医として本当は他人に振り回されたくないのに…。自称(笑)を含めた天才脳外科医の3人をまとめろって。ただ、今出川先生は何か目的があるんだろうなと。それを深山さんも何となく嗅ぎつけているような、嗅ぎつけていないような感じですよね。しかも、深山さんは上司の今出川先生になれなれしい態度で話すじゃないですか。そこにも近しい何かがあるんだろうと思います」
一方で、深山の医師としての姿には冷たさと厳しさがある。
「それが原因で医師や看護師が多々辞めている。深山さんは“あと2分で死ぬところ”“処置が10秒遅かったら…”というギリギリのところで毎日を過ごしているので、ちょっとしたことが許せないんだと思います。だから、厳しい態度になる。そこはすごく理解できますね」
そんな深山に対して、世界的に有名な脳外科医・黒岩は「おまえは弱い」と言い放つ。