高杉真宙「物語の展開がスピーディーで笑えて、なぜか感動してしまう(笑)」
「『ファンタジー営業部』という部署を作った方の熱意がすごい」
――今回の作品は実話が基になっていますけど、前田建設の方たちとお会いになったそうですね?
お会いして改めて思ったのは、よく「ファンタジー営業部」という部署を作ったなと。これは、すごいことですよね。周りからいろんなことを言われるだろうし、もし僕がそこで働いていたら「何をやってるの? 大丈夫?」って言うと思うんですよ。面白いことをやっているみたいだけど、大人としてどうなのかなって。でも、そういう企画に乗っていける大人ってすごくかっこいい。昼は普通に働いて、それ以外の時間で「ファンタジー営業部」として活動していたらしいんです。皆さんの熱意は本当にすごい。本気で仕事が好きなんだなと思いました。
――劇中では「マジンガーZ」の格納庫を作っていましたが、高杉さんだったら何を設計してみたいですか?
いろいろ考えたんですけど、やっぱり「新世紀エヴァンゲリオン」の“ネルフ基地”ですね。あれは結構大変だと思います。積算(工事などの費用を見積もること)も相当な額になるだろうし、完成するまでにかなりの時間が必要かも。ただ、エヴァの時代設定って今から5年ぐらい前(2015年が舞台)なんですよね? だから決して無理ではないのかもしれません。本当に作れたらすごいですけどね(笑)。
――今年は「子年」ということで、ネズミの鳴き声に掛けて、今時間を忘れるぐらい“夢チュー”になっているものは? できれば、漫画やゲーム以外で!
漫画とゲーム以外だと何だろう…、友達としゃべっている時間かなぁ。この時間に帰ろうって決めているけど、気付いたら過ぎていることが多いです。何を話していたのかは全然覚えていません(笑)。でも、今の僕にとってはいい息抜きになっている楽しい時間です。
取材・文=小池貴之