
笠松将が語る内藤剛志の印象は?
――内藤さんとの共演はいかがでした?また、印象的なエピソードがあれば教えてください。
すごく優しい方でした。自分の気持ちの良いところで芝居をするよりも、まずは見てくださる視聴者のことを考えて作品を作っていたのが勉強になりました。
現場中はもちろんでしたが、撮影後も連絡をくださったり、相談に乗ってくださいます。内藤さんは、僕の“俳優として”の目標です。
――内藤さん演じる名瀬裕太郎の印象は?
僕からしても、海東からしても…とても怖い存在。怖い存在だけれども、一方でたくさんの愛にあふれていて、憎めないのが厄介なんですよ。
――内藤さん以外の共演者の方との思い出は?
神奈川県警捜査一課の紋田伊代役の中山忍さんと、毎日2人で写真の撮り合いをしていました。僕と写真を撮ってくれる俳優部はなかなかいないので、すごくうれしかったです。
――一番印象に残ったシーンはどのシーンですか?
たくさんありますけど、強いていうならば登場シーンですかね。神奈川が舞台の作品なのですが、「元町」という地名のイントネーションが間違っており、約10ページもある長いシーンの撮影で、100回くらいNGを出してしまいました。
監督、スタッフ、共演者の方は、全員ニヤニヤしていて、僕はずっとイライラしていましたね。今は完璧に言えますけど、イントネーションって正直、難しいですよね…。