――矢部さんは近年立て続けに舞台に出演していますが、その中で自分の成長や変化を感じることはありますか?
矢部:いろいろな作品でいろいろな役をやらせていただいているので、毎回新しい発見があります。とはいえ、僕の経験はまだまだ浅いので…。自分の成長を感じるというより、本当に1回1回が勉強になるっていう感覚の方が強いです。
――新しい役、新しい舞台への挑戦に対して、不安を感じたりすることはありませんか?
矢部:それで言うと、僕、ずっと不安なんですよ。ステージに立つときは自信を持って、自分ができる最大限を出していますけど、本当は常日頃から不安だし、何なら作品が終わってからも、これで良かったのかな…ってすごく不安なんです。やっぱり、お芝居に正解はないと思うんです。だから、やればやるほど、もっとこうしたいとか、もっとこうすればよかったというのが生まれてくるというか。なので、不安は全然解消しないです。
――不安で仕方ないときはどうするんですか?
矢部:でも、僕は割とストレスとか悩みを溜め込むタイプではないんです。ただ、最近は(北村)匠海と芝居の話をするようになりました。匠海は本当、ずっと前から芝居もやって、音楽もやってって感じだったので。その姿を見てきたから、去年自分が舞台とDISH//のツアーが重なったときは、匠海もこういう気持ちだったんだなぁと思って、よりしゃべるようになりました。
――身近なところにそういう存在がいるのは心強いですね。
矢部:そうですね。匠海とは事務所に入ったときからの仲なので。他のメンバーもそうですけど、結構それぞれの個人の活動を見たりするんです。
――今回の「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」もメンバーが観に来る予定が?
矢部:あ〜、今回に関してはちょっと…(苦笑)。かっこいい台詞とかもやっぱりあるので。観に来てもらいたい気持ちももちろんあるけど、僕のことを知り過ぎているメンバーに観られるのは恥ずかしいです(笑)。
――今回の舞台は矢部さんにとって2020年初めての作品です。最後に今作への意気込みも含め、今年の目標を教えてください。
矢部:「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」に関しては、どのキャラクターもすごく魅力的なんですけど、そんなみなさんに負けないようにしたいです。そして、来てくださるお客様が義経に恋をしてくれて、観終わったときに“義経ロス”と言ってもらえるように頑張りたいと思います。また、今回の舞台は2020年もですけど、僕にとって22歳になって初めての作品でもあるんですよ。今年も昨年に引き続きたくさんの舞台に挑戦していけたらと思っているんですけど、この「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」で2020年の矢部昌暉が決まると思っているので、そういう意味でもしっかり臨んでいきたいです。
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