パフォーマー4人がレコーディングを振り返り！＜FANTASTICS『FANTASTIC 9』インタビュー中編＞

2月12日(水)に1stアルバムをリリースするFANTASTICS。そのアルバムのタイトル『FANTASTIC 9』に込めた思いや、アルバムに収録された新曲「FANTASTIC 9」について聞いた。

1stアルバムは「このタイトルしかない！」と思いました(八木)

＜FANTASTICS『FANTASTIC 9』インタビュー前編＞の続き。

――1stアルバムのタイトルに名付けた“FANTASTIC 9“は、グループやメンバーがずっと大切にしてきた言葉ですね。

瀬口黎弥：はい。僕たちがデビュー前にやらせていただいた“夢者修行 FANTASTICS 9”や初めての単独ツアーにも付けた名前ですが、最初から自分たちの1stアルバムはこのタイトルになると決まっていたかのような道筋があったなと思いました。

八木勇征：FANTASTICSの全てが凝縮された1stアルバムは「このタイトルしかない！」と思いました。

堀夏喜：自分たちの未来につなげていくためにも、このタイトルが必要だと思いました。

澤本夏輝：これは自分が勝手に思っていることですが、2ndアルバムのタイトルは『FANTASTIC 9　2』、3rdアルバムは『FANTASTIC 9　3』というように、この名前を継承していきたいです。

木村慧人：自分たちにとってそれくらい意味深くて、強い思いがあるタイトルです。

中島颯太：FANTASTICSにしかできない新しいエンターテインメントを作り上げていくためにも、自分たちの未来につなげるためにも、この1stアルバムは最初の土台になる。だからこそ、タイトルは『FANTASTIC 9』しかないと思いました。

――今作に収録した新曲「FANTASTIC 9」にも、みなさんの思いが刻まれていますね。この楽曲の制作過程やレコーディングの様子を教えてください。

中島：9人の想いを伝えたいという思いがあり、初めて歌詞から先にできた曲です。

八木：AメロとBメロは楽器の音が少なく、声の力やボーカルの力が試される曲で、とてもやりがいがありました。

中島：レコーディングでは歌詞に込められた思いを(八木と)2人で何度も話したり、バラードのこの曲をどういう声や歌い方で表現すれば一番伝わるんだろう？というところを一番に考えながら、いろいろ試しました。暗い表情で歌うとメッセージが重く伝わってしまうのでは、かといって柔らかすぎない方がいいのでは、と、2人でいろいろ試しながら歌いました。

また、バラード調の曲でもハネるところはしっかりハネて、グルーブ感を大事にしました。ライブでお客さんと一緒に歌いたいという思いがあったので、大サビは合唱っぽい感じになっています。

八木：お客さんと僕たちが一体になって歌っている情景を思い浮かべながらレコーディングしました。大サビの部分はパフォーマーもレコーディングに参加して、みんなで歌ったんです。