1stアルバム『FANTASTIC 9』には、初単独ツアー『FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE』の千秋楽となったパシフィコ横浜公演の映像が収録されている。
このツアーを振り返ってみての思いや印象的だった出来事、また「LDH PERFECT YEAR 2020」として、Season2に行うFANTASTICSの初アリーナツアーについて聞いた。
<FANTASTICS『FANTASTIC 9』インタビュー中編>
――初単独ツアー「FANTASTICS SOUND DRAMA 2019 FANTASTIC NINE」を改めて振り返ってみての思いや印象的だった出来事は?
中島颯太:音楽(SOUND)と演劇(DRAMA)を併せ持った新しい試みのエンターテインメントを披露するツアーだったので、お客さんからどんな反応が返ってくるのか分からなくて。初日を迎えるまでずっと緊張していたことを思い出します。
澤本夏輝:ライブが始まったと思ったら、急に音が止まって、そこからメンバーがセリフをしゃべり始めて、演劇パートが始まる。もし自分がお客さんだったら、これから一体何が始まるんだろう!?って感じになると思いました。
中島:新しい試みなので、ツアーが始まる前は正直不安もありましたが、どの会場も皆さんからすごく大きな歓声が返ってきて。あの歓声は忘れられないです。
八木勇征:僕もお客さんの大きな歓声を聞いて、絶対にいける!と思いました。
木村慧人:セリフにメッセージ性があったり、メンバーそれぞれのキャラクターに面白い部分もあったり。演劇パートの部分がライブパートでどんどん回収されていくので、SOUND DRAMAという名前にふさわしいステージだなって、改めて思いました。
演劇の稽古をするのも、演技をするのも初めてだったので、自分にできるのかどうか分からなくて緊張もしましたけど、とてもいい経験になりました。
堀夏喜:演劇パートの稽古が1カ月、ライブのリハーサルが1カ月あったので、時間を掛けてみんなで作り上げていった稽古期間の出来事がすごく思い出深いです。演劇の稽古で最初に台本読みをしたときは、すごく照れくさかったとか(苦笑)。
澤本:ステージに立っているのは自分だけど、(演劇パートでは)演技をするので、どこか自分ではない感じがして。
木村:自分で自分を演じるのは、すごく不思議な感覚がありました。
堀:僕はパフォーマーとして活動してきたので、自分が演技をしたというのがいまだに信じられないです(笑)。
中島:セリフをしゃべるときはどんな声でやればいいんだろう、どうやって話せばいいんだろうって。稽古が始まったばかりの頃は、演技で出す声は歌うときの発声の仕方と違うので戸惑うこともありましたけど、教えていただいたことの1つ1つがとても勉強になりました。
瀬口黎弥:演劇パートの脚本を書いていただいた鈴木おさむさんに、演技や、感情の発し方・伝え方を1つ1つ丁寧に教えていただきました。あと、僕たちからの意見を取り入れてストーリーに反映していただいたり、ご飯に誘っていただいたりして、コミュニケーションを取っていただいていました。演劇パートが成り立ったのは、おさむさんのおかげです。
八木:ツアーに来られなかった方にも「SOUND DRAMA」という新しい試みがどういう内容だったのか見ていただけるので、映像化されてとてもうれしいです。
――今後、演劇や役者に挑戦してみたいという気持ちが芽生えたのでは?
木村:「SOUND DRAMA」で挑戦したことや勉強できたことを次につなげていきたいという思いは、みんなが持っていると思います。
中島:今日この場にいるパフォーマー4人(澤本、瀬口、堀、木村)は、朗読劇【BOOK ACT】「もう一度君と踊りたい」に挑戦するし。
八木:そこでどんな姿を見せてくれるのかとても楽しみです。
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