――2019年に放送されたスペシャルでご共演されていましたが、その時の印象はいかがでしたか?
東山:高橋くんのことは京都で時代劇を頑張ってやっているということもあり、知っていたんです。スタジオに入ると高橋くんのポスターがバンと貼ってあって…。
高橋:うれしいですね。こんなうれしいことはないです!
東山:「この方と共演させていただくんだ」と大変うれしく思っていますね。
レギュラーメンバーはとてもいいメンバー揃っているんですが、そこに新しい風を吹かせてくれるかなと。
忠相も完璧な人間ではないですし、そういった意味ではお互いを高め合うことができる人が必要だなと思っていたんです。高橋くんの存在は“まさに”という感じですし、向かっている方向が同じでもアプローチの仕方が違うので、面白いなと感じました。
一緒の場面では緊張感のあるシーンが多く、“真剣勝負の場”という感じですが、役を離れると人間的に落ち着いた方で穏やかな空気を出してくださるので、非常に心地がいいですね。
高橋:僕もスタジオでお見掛けしていましたし、東山さんとご一緒したいとずっと思っていたんです。東山さんが走るのが大好きとお聞きして僕も京都の街を走り始めたり、東山さんの本を読んだり…。時代劇を愛していらっしゃる東山さんとご一緒できるということで、願っていれば(機会は)来るんだな…と思いました。
東山さんは現場で寡黙にされていることが多いのですが、現場を離れ、同心やスタッフさんと飲んだ時などはみんなのことを気遣いながらお酒を飲んでいらして、こんな一面もあるんだなと一ファンとしては思ったりしていました(笑)。
皆さん温かく迎えてくださったので、それに応えられるようにやっていきたいです。
――高橋さんにとって東山さんは憧れの存在ということですが…
東山:まあ、さっきちょっとお小遣いを渡していたので…(笑)。
時代劇の作品が減ってきている中でも時代劇に取り組んでいるというのはとても大切なことなので、高橋くんの存在は京都の人にとっても大きいと思います。
第5シリーズまで続くのは奇跡的だと思いますし、加藤さんがやっていらした約30年は大きい。この作品は僕が主演を務めるものではありますが、その時代を生きた人たちに加藤さんを思い出してもらえるような作品になればと思っています。そういった面で、チームとして高橋くんが協力してくれるのはとてもありがたいですね。
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