3月7日(土)夜10:00より、WOWOWプライムにてスタートする「連続ドラマW パレートの誤算 〜ケースワーカー殺人事件」。このほど、本作のオールキャストが発表された。
本作は、柚月裕子の同名小説をドラマ化。市役所の新人嘱託職員として働く主人公・牧野聡美(橋本愛)が、信頼していた先輩の死をきっかけに、福祉や市政、医療を取り巻く町の闇に巻き込まれていく姿を描くヒューマンミステリーだ。
本作の一つのテーマとなるのは、生活保護受給者と直接向き合う「ケースワーカー」の仕事。突然その仕事に関わることになった聡美は、迷いを抱えながらも同僚の小野寺(増田貴久)とともに、多くの受給者たちに向き合っていく。
タイトルの「パレート」とは、「組織では全体の約2割の人間が大部分の利益をもたらしている」と提唱した経済学者、ヴィルフレド・パレートによる「パレートの法則」が由来。
そこには「誰もがいつでも“8割”の方に転落する可能性があり、そこから這い上がる人もいる。だからこそ、弱者を弱者と切り捨ててはならない」という、生活保護をめぐる構図に対するメッセージが込められている。
今回、すでに発表されている主演の橋本愛、増田貴久、ドラマ初出演となる那須雄登(美 少年)に加え、オールキャストが一挙に明らかに。
まず、聡美に執拗(しつよう)につきまといながら真実に迫る刑事・若林役に北村有起哉、物語の鍵を握る正体不明の女性・佳子役に松本まりか、事件の発端となるベテランケースワーカー・山川役に和田正人が決定。
他にも、小市慢太郎、西田尚美、尾美としのりなどの実力派から、冨手麻妙、吉田芽吹ら、映像、演劇界で独特の存在感を放つ新鋭まで、個性溢れる顔ぶれが集結した。
合わせて、ポスタービジュアルも解禁に。「すべての命を未来へ。それが私たちの仕事。」というキャッチコピーや、光が差し込むような背景の様子から、未来への希望が感じられるデザインとなっている。本作が社会福祉の闇と希望をどのように描き出すのか注目だ。
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