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妻夫木聡がデビュー当時を振り返り「何もできない自分に挫折しました…」

2011/05/30 22:47

映画「マイ・バック・ページ」の初日舞台あいさつに登壇した妻夫木聡と松山ケンイチ(写真左から)
映画「マイ・バック・ページ」の初日舞台あいさつに登壇した妻夫木聡と松山ケンイチ(写真左から)

映画「マイ・バック・ページ」の初日舞台あいさつが5月28日、都内で行われ、出演者の妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、韓英恵、中村蒼と、山下敦弘監督が登場した。

同作は、文芸や映画評論、翻訳、エッセーなど幅広く活躍する川本三郎が、自身のジャーナリスト時代をつづったノンフィクションを基に映画化した人間ドラマ。'69~'72年の激動の時代を舞台に、理想に燃える若きジャーナリスト・沢田(妻夫木)と革命を目指す活動家・梅山(松山)の奇妙な交流を描く。

上映後に登場した妻夫木は、「ニコニコできる終わり方ではないけれど、観客のリアクションを味わえたのがうれしい」と喜んだ。作品のテーマにちなんで、人生を左右させた出来事を聞かれた妻夫木は、「役者になれたこと」とキッパリ。だが、「デビュー当時は役者をやろうとは思っていなくて、芸能界への憧れだけでナメていました。誰にでもできるものだと思っていたけれど、何もできない自分に挫折しました。そんな自分が嫌になって、それからはがむしゃらでしたね」と、若かりしころの自分を振り返った。

妻夫木と同じく「現在の仕事」と答えた松山は、「16歳の時に上京したんですが、20歳までバイトの生活で、自分は役者ではなくフリーターじゃないのかという葛藤があった。いろいろな出会いがあって20歳で大きな仕事に出会えたんですが、それは継続があったから。継続している人にチャンスはやってくるし、今できる選択で悔いの残らない選択をしていくのが重要だと思います」と真摯(しんし)に語った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

映画「マイ・バック・ページ」
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