本厄を乗り越え、花を枯らさずいつか咲かすために
――デビューから着実に14年、特に2018~2019年は大きく歩みを進めた印象ですが、ご自身では?
仕事の量はとても充実していたのですが、僕的にはもっとこうできた、もっとやらなきゃいけなかったというのがたくさんあって、2019年は公私共に悔しい思いをした年でもありました。
本厄らしく、役は多く頂けましたけどプライベートで良くないことが続いてしまって、そのせいでチャレンジすることを恐れてしまった…そういう自分がいたことは確かです。
それは本当に些細なことで、新しいやり方を試す、考える視点を変えるといったことなんですけど、ある意味従来通りのやり方ですべてをこなしてしまったし、それしかできなかった。
このままだとせっかく芽吹いたものを枯らしてしまうかもしれないので、花を咲かすためにもっと余裕を持って、水だけじゃなくいろいろなものをあげられるようになりたいなと思っています。
――最後に、今後の目標は?
物理的に時間がなくなって生活は変化しているのですが、心は変わっていないので、もう少し柔軟になってうまく時間を見つけて、休めるときに休める工夫をしていきたいですね。
山登りがすごく好きなので、怪我しないようにいろいろな山に登って、物事を多角的に見られるようになれたらなと思います。
取材・文=坂戸希和美