<インタビュー>「おそ松さん」F6などで注目の俳優・安里勇哉。役者生活10年目突入のターニングポイントとは
──F6 2nd LIVEツアー「FANTASTIC ECSTASY」が始まりました。どんなツアーになりそうですか?
今回のツアーは前回よりも会場が大きくなっているので、 前回とは違うプレッシャーを感じているんですけど……。前回はプレッシャーを感じた分、ステージに立ったときに高揚したので、今回も楽しめるように、プレッシャーを感じつつも、6人で切磋琢磨しています。
──1stツアーと比べてどんなところが進化していると思いますか?
前回のツアーでは、公演を重ねるたびに“お客さんと一緒に楽しむ”ということがわかっていったんです。舞台とはまた違う見せ方やお客さんとの絡み方、楽しみ方が徐々にわかってきて。それを生かしてこの間の舞台「おそ松さん on STAGE ~SIX MEN'S SHOW TIME 3~」では各々、コールアンドレスポンスをやってみたりもしているので、今回のツアーはお客さんとの一体感がパワーアップしていたらいいなと思います。
──前回のツアーでは、公演の合間に、安里くんのお母さんに案内してもらってF6メンバーで沖縄を堪能したと聞きました。
あはは、そうです(笑)。
──今年、みんなで行きたいところやツアーで楽しみにしていることはありますか?
前回は夏だったんで、海など“THE沖縄”っていう感じのところに行ったんですけど、今回は3月なので、逆に沖縄のマイナーなところを知ってもらおうかなと思って。すでに数箇所考えています。そして……またうちのオカンも同席です(笑)。
──初舞台が2011年4月の安里さんは、今年の4月で、俳優生活10年目に突入しますね。この10年でターニングポイントになった作品を挙げるとしたら何ですか?
舞台「黒子のバスケ」ですね。最初に話をもらったときは「詐欺なんじゃないか」と思うくらい信じられなくて。「週刊少年ジャンプ」で掲載されたり、共演者と顔合わせをしたりして、ようやく「本当に出れるんだ……」と実感しました。オーディションで選んでいただいたんですが、そのオーディションもすごく印象的で。
──というと?
オーディションには演出家の中屋敷(法仁)さんを含めて数人の方がいらっしゃったんですけど、中屋敷さんが僕が芝居をしてる間、ずっと興奮してらっしゃって。あとから聞いた話だと、中屋敷さんが「火神大我役は安里じゃないと嫌だ!」と言ってくださったそうなんです。
──さまざまな作品や共演者、スタッフとの出会いを繰り返してきた10年だったんですね。改めて振り返るとどんな9年間でしたか?
あっという間だなという気持ちと、あとは……もうそんなに年を取ったのかと(笑)。そんなに年を取ってる気がしないんですよね。気持ちはずっと17歳なので(笑)。そんな調子で、20年目、30年目も「もうこんなに経ったんだ」と言いながら、この仕事を続けられていたらいいなと思います。
そんな安里の10年目突入を記念したメモリアルフォトブックが、ことし6月発売が決定! 安里の生まれ故郷・沖縄と東京での思い入れのあるスポットで撮影を敢行。思いのたけを語るロングインタビューなども掲載される。