その理由について「バックが人と一緒のときは、人が言葉でバックの感情を補ってくれるのです。ところが、彼が他の動物たちと一緒にいるときは、彼自身が大きく身振り手振りで全てを観客に伝えていかないといけなくなるんです」と、バックの感情を分かりやすく伝えるためであることを明かした。
ハリソン・フォードも「バックは言葉を話さないから、会話は全て人間のキャラクターだけでやらなければならないし、私たちがバックの感情や態度を言及するんだ」と、バックの感情を伝える演技に注力したという。
その一方で、「私たちがバックの感情表現を言葉で補い過ぎてしまうと、観客は映画に参加できなくなり、ただ座って見ているだけになってしまう。私たちは、観客にどう感じてほしいか、こちらから指示しないようにしたいと思っていたんだ」と、バックの感情を代弁し過ぎないようにしていたことも明かした。
またクリス監督は、「バックが映る何百というシーンで、一つ一つが完璧に仕上がったと思います。私たちはものすごく多くのことをやり遂げたと思います」とアピール。数々の名作アニメーションを生み出してきた監督が太鼓判を押す“言葉の壁を越えた絆”の物語には期待が高まる。
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