田中圭、共演の中村倫也のある行動に「内心“ニマニマ”しています」<不協和音>
お互いの駆け引きがすごく楽しいんです
弟の真佐人を演じた中村倫也とは、本格的に芝居を交わすのは初めて。
「がっつり絡むのは初めてだったのですごく楽しかったです。実際に芝居をしていても、『やっぱりそうだよね、当たり前だけどお上手だよね』と(笑)。芝居ができる人独特の呼吸の会話の仕方があって、お互いの駆け引きがすごく楽しいんです。僕は現場で考えて演じるタイプで、倫也は逆にあれこれ考えて現場に来るタイプだと思うのですが、台本とは違ったニュアンスを出しても臨機応変に返してくれたりとすごく刺激的。かなり楽しかったです」
真逆のタイプの祐介と真佐人は、捜査方針でぶつかることもしばしば。時にはつかみ合いをすることも。
「ケンカするシーンはすごくやりやすかったです。特に事前に話し合いはしませんでしたが、お互いを信頼できていたので問題はなく。ただちょっと面白かったのは、真佐人が殴った後に手を振るしぐさをするんです。それがすごく倫也っぽくって。しゃらくさいと思いました(笑)」
身近で演じていて気付いた中村の意外な素顔はあるのだろうか?
「そこが好きで面白いのですが、彼は独特です。何だかちょっと変わっていて…。本人はそういうつもりはないんだろうけれど、普通のたたずまいからキザ(笑)。イスに座るときも、肘掛けに手を置いて足を組んでいて、もうナチュラルに座り方から倫也。僕も突っ込みはしないですが、内心ニマニマしています。あと、僕がゲームを勧めても『気が向いたらやります』みたいにテンションが低かったのですが、撮影が終わってからしばらくたって勧めたゲームにハマっていて。『かわいいところあるな♪』と思いました」
取材・文=玉置晴子
3月15日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
出演=田中圭、中村倫也、趣里、杉本哲太、生瀬勝久、相島一之、岡部たかし、川島潤哉、板倉チヒロ、古河耕史、笠松将、小野寺晃良、木下ほうか、多岐川裕美
原作=大門剛明「不協和音」(PHP文芸文庫)
脚本=高橋泉
監督=大谷健太郎
ゼネラルプロデューサー=三輪祐見子(テレビ朝日)
プロデューサー=飯田爽(テレビ朝日)、竹内千賀(東阪企画)