広末涼子、山田孝之との初共演でしょんぼり?「すごく殻に閉じこもられた」
山田孝之と広末涼子が3月5日、東京都内で行われた4月3日(金)全国公開の映画「ステップ」公開記念トークショーに出席。お互いの印象や10年間かけて“ステップアップ”したことなどを明かした。
本作は、「とんび」「流星ワゴン」の重松清による同名小説を、「虹色デイズ」の飯塚健監督が映画化したヒューマンドラマ。結婚3年目だが、30歳で妻に先立たれてシングルファーザーとなった健一(山田)が亡き妻を思い続けながら、周りの人々との交流の中で娘と成長しながら歩む姿を描く。
トークショーには、國村隼、伊藤沙莉、飯塚健監督も登壇した。
個性的な役柄の印象が強い山田は、今回シングルファーザーという等身大の役を務めるが、山田は「今回は演じていません。20年間エキセントリックな役を演じ続けてきましたが、今回遂に“素”の山田を出しました」と断言。
健一の同僚であり、過去に関わる秘密を抱えた女性を演じた広末は「抱えているものがあると慎重になりますし、新しい環境や恋愛に飛び込めなくなる。それを進展させていく今回のストーリーはすごく難しいと思い、だからこそなるべくフラットに演じたいと思っていました」と回顧する。
今回は本読みなど、事前にキャストと顔を合わせる機会がなかったそうで、「あまり考え込まずに現場に飛び込もうと思って行ったら、私が思った以上に山田さん演じる健一が戸惑っている感じや不器用な感じとか、それが役作りなのかご本人の性質なのか分からないですけど、すごく伝わってきて」と打ち明け、「それが自分の緊張感なのか、奈々恵としての戸惑いなのかという空気が生まれたので、私も素に近かったかもしれないです」と、山田の影響で自身も “素”の状態を意識することがあったという。
2020年4月3日(金)全国ロードショー
<スタッフ>
原作:重松清「ステップ」(中公文庫)
監督・脚本・編集:飯塚健
主題歌:秦 基博「在る」(AUGUSTA RECORDS/UNIVERSAL MUSIC LLC)
製作プロダクション:ダブ
配給:エイベックス・ピクチャーズ
<キャスト>
山田孝之、田中里念、白鳥玉季、中野翠咲、
伊藤沙莉、川栄李奈、広末涼子、余貴美子、國村隼ほか
【HP】step-movie.jp
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