古田新太が座長、KERA(ケラリーノ・サンドロヴィッチ)が作・演出を務める“KERA×古田”企画の最新作「欲望のみ」が6月、7月に愛知・豊橋、東京、兵庫で上演される。そのビジュアルが公開され、KERAからのコメントも届いた。
これまで、4~5年に1度のペースで上演されてきた“KERA×古田”企画。2016年の「ヒトラー、最後の20000年~ほとんど、何もない~」まで3作にわたって“ナンセンスの極致”といえる作品を上演してきたが、今回は従来の“ナンセンス3部作”とは異なる“ブラック・コメディー”に挑む。
キャストには古田の他、小池栄子、秋山菜津子、大東駿介、大倉孝二、犬山イヌコ、山西惇らが顔をそろえている。
古田新太を座長に据えた愉快なチームで、2007年から2016年に掛けて作った3本のデタラメなコメディは、私にとってそれはそれは大切な人生の宝物です。
が、同じメンバーに新たなキャストをジャンジャカ加えた座組でお贈りする新作は、あれらとはまた別種の喜劇。ナンセンス・コメディではありません。
それが良いこととは言いませんが、なにしろ今回はストーリーがあるのです。無理矢理ジャンル分けするなら「ブラック・コメディ」ということになりましょうか。
久々に酷い人間が大勢出てくる芝居になりそうなものの、稽古場での作業は優しく労わり合いながら、丁寧に行いたいものです。
仕上がりについては、多少の不快さを感じさせる代物になる予感は、拭うに拭えません。そうは言っても、きっと今の現実の世の中ほどではないので、よろしくお付き合いのほどを。(チラシコメントより)
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