――最近のモーニング娘。の曲で、お気に入りの曲があれば教えてください。
田中れいな:モーニング娘。’20のニューシングルで、「人間関係No way way」が好きですね。「LOVEペディア」のほうも好きですが、私は「人間関係」派です。詞が詰め込まれているからかな? リズムが良く聴こえるんですよ。
――「人間関係No way way」は田中さん好みのマイナー調だからでは?
田中:ああ、それもあるかもしれないです。面白いですよね。アレンジと歌詞の違いで、こんなにも違う曲になるって。
歌詞で見ると、「LOVEペディア」は“ウィキペディアのLOVEペディア”ですよね。好きな男の子のことを調べても、「今何をしているのか、彼女はいるのかとか、知りたいことが全部非公開」みたいな。私はそういう歌詞だととらえていて、今SNSの時代だし、若い人の気持ちを汲み取ったキーワードだなって思います。
「人間関係」も「深いな~」と思う歌詞で、この曲を聴いてから、今ってみんな人間関係のことばかり話しているなって思うようになっちゃいました。
友達とおしゃべりしていても、「あの人のこと、この人のこと」って、人間関係ワードがすごく多いなって意識するようになってしまって。そういう話を聞いているとき、私は心の中で「人間関係」を口ずさんでしまいます(笑)。
こんな感じで、私はいつもモーニング娘。のことを思い出しています!
――田中さんの中で、ハロー!プロジェクト(ハロプロ)楽曲の魅力はどういうところにあるのでしょう?
田中:これ、難しいんですよね。言葉では言えません(笑)。でも例えば、「ここに5曲あります。4曲が他のアイドルの曲で、1曲がハロプロの曲です。どれでしょう?」と言われたら、絶対にハロプロの曲を当てられると思うんです。
なぜだか分からないけど、その自信は絶対にあるんです。かといって、ハロプロの曲全てが好きなわけでもないんですよ。中には全然入ってこない、嫌いな曲もあるんです。自分でも不思議だなって思います。
やっぱり、リズムの刻みなのかな。ハロプロの曲は、歌っていて気持ちがいいなって思います!
《後編に続く》
取材・文:鈴木康道
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