「そこを目指している人のために僕みたいなのがやっちゃいけないと勝手に思ってた」と、芝居だけの仕事に抵抗感があったという西川。
これを受けて岸谷は「稽古場は恥をかく場所だよね」と語り出し、「自分のできないものを勇気を持ってみんなの前で演じて、できなくてカッコ悪い思いをする。恥をかくところだから、カッコつけているのがみんななくなるじゃん」と力説。
「別のところでついているものがベロンと剥がれて、そこにいないといられない」(西川)、「裸状態」(新田)と、岸谷の考えに2人も賛同する。
映画、ドラマ、演劇と3つの俳優業の中で、映画とドラマはOKをもらった瞬間に完成だと岸谷は話し、「演劇だけはその日プレーして、カーテンコールに立つまで完成を目座す。その終わりを未完成として次の日、また完成を求める。完璧な未完成を目指す」と、演劇の独特な環境を熱弁し、「毎日、上に向かって努力をできる人間しか演劇の世界にしか入ってこられない」と持論を展開していた。
次回の「ボクらの時代」には小野伸二、稲本潤一、高原直泰が登場。
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