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「エール」第2週はヒロイン視点で“女性主役の朝ドラ”ファンも考慮 主人公・裕一の出番は2話のみ

2020/04/11 08:15

「エール」第7話より (C)NHK
「エール」第7話より (C)NHK


4月よりスタートした連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。ヒロイン・音(清水香帆/二階堂ふみ)の幼少期をメインとして描かれた第2週について、フリーライターでドラマ・映画などエンタメ作品に関する記事を多数執筆する木俣冬が振り返る。(以下、第2週のネタバレが含まれます)

まるで第2週から本来の“朝ドラ”がはじまったかのような


「エール」第7話より (C)NHK
「エール」第7話より (C)NHK


第1週の始まり方が原始時代から現代までの「音楽の歴史」を俯瞰するような変化球で攻めた“朝ドラ”「エール」。第2週もふいをついて来た。

月曜日の第6回は前週の第5回から続く主人公・古山裕一(石田星空)のエピソードだったが、第7回から10回までは裕一の未来の妻・音(清水香帆)の話で、舞台も福島から愛知県・豊橋に変わってしまったのである。まるで、ここから本来の“朝ドラ”がはじまったかのような気すらした。

朝ドラは基本、女性が主人公であり、102作中、男性主人公は(女性とダブル含めて)11作しかないのである(「君の名は」がダブルだったら12作)。「エール」は「マッサン」以来の男性主人公なのだが、その裕一は第2週では月曜と、金曜の最後にしか出てこなかった。

裕一の未来の妻・関内音は小学6年生。軍に納品する馬具の製造販売を行う関内安隆(光石研)とその妻・光子(薬師丸ひろ子)の次女。吟(本間叶愛)と妹・梅(新津ちせ)の3人姉妹で、家庭は比較的裕福である。

朝ドラのお父さんはたいてい、働きが悪いとか酒浸りとか子どもに苦労を強いるキャラだが、音のお父さんはすこぶる善人で、仕事もできるし、妻にも子どもにも優しい。ところが、そのお父さんが突然、事故で亡くなってしまうという「小公女」的な展開が描かれ視聴者の度肝を抜いた。

そこから転落の道……かと思いきや、音も光子も強くたくましく、逆境をあっという間に乗り越える。という筋に、音が歌手を目指すきっかけになる世界的オペラ歌手・双浦環(柴咲コウ)との出会いや、クラスで行う出し物「竹取物語」のかぐや姫を演じる顛末などを交え、さらに、音が世間の「女・子ども」という蔑視に反発を抱いていることなども加わって、いかにも朝ドラの第1週という感じであった。

◆2020年4月春ドラマ一覧!◆

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