“プデュ”や「HEART SIGNAL」も…韓国発エンタメの主流は視聴者を巻き込む“半・参加型”コンテンツ
世界中のエンタメコンテンツが、スマホやPC、インターネットTVで見られる今、外国で人気のテレビ番組も好きなときに気軽に楽しめる時代だ。
そんな中、韓国発のエンタメが新たなブームを生んでいる。人気のカギとなるのは、視聴者を巻き込む形で番組自体が盛り上がっていく“半・参加型”であること。SNS等を使って、視聴者同士が番組を一緒に好きになっていくことで、第2弾、3弾と続編シリーズが作られていくのが特徴だ。
日本でも見ることのできる“半・参加型”の韓流エンタメ番組を2つ紹介する。
韓国の大ヒット番組「PRODUCE 101」から人気グループが誕生
“プデュ”と聞いて、ズラリと並ぶ美男美女たちの顔をすぐに思い浮かべることができた方は、すでに韓流ツウ。ピンとこなかった人の中には、「Wanna One(ワナワン)」、「IZ*ONE(アイズワン)」、「JO1(ジェイオーワン)」なら「聞いたことある!」という人もいるのではないだろうか。
“プデュ”というのは、韓国の音楽専門チャンネル「Mnet」で放送された大ヒット番組「PRODUCE 101」の愛称。視聴者による国民投票で勝ち残ったメンバーがデビューするサバイバルオーディション番組だ。
2016年のシリーズ1ではガールズグループ「I.O.I(アイオアイ)」、2017年のシーズン2ではボーイズグループ「Wanna One(ワナワン)」、2018年のシーズン3では日韓合同のガールズグループ「IZ*ONE(アイズワン)」、2019年のシーズン4ではボーイズグループ「X1(エックスワン)」が誕生している。
日本版“プデュ”「JO1」がデビューしたばかり
「JO1(ジェイオーワン)」とは、2020年3月4日にデビューシングル「PROTOSTAR」をリリースした日本のボーイズグループで、日本版“プデュ”といえる「PRODUCE 101 JAPAN」のプロジェクトから生まれた11人組だ。番組はGYAO!、TBS系(一部)で放送された。
デビュー曲は3月10日発表の「オリコン週間シングルランキング」で初登場1位を獲得する人気ぶり。デビューしてまもないが、日本テレビ系「スッキリ」(3月24日放送)にて、テレビ初の生歌&パフォーマンスを堂々と披露したり、フジテレビ系「HEY!HEY!NEO!」(4月13日放送)でMCのダウンタウンと初共演して、浜田雅功のツッコミの洗礼を受けるなど、滑り出し上々の活躍を見せている。
デビューを目指す志願者たちは、芸能事務所でトレーニングを受けてきた練習生から、自分の力で夢に向かっていく個人練習生まで、その顔ぶれもさまざま。“国民プロデューサー”と呼ばれる視聴者は、光る原石探しをしながら練習生たちの夢を応援する立場となって、彼らの活躍を見守ることになっていく。“推しメン”のデビューが決まれば本物のプロデューサーさながらに嬉しい気持ちになることだろう。
現在、韓国“プデュ”の雰囲気を一気見できるのが、ABEMAビデオで配信中の「PRODUCE X 101」。2019年にデビューしたシリーズ4、X1のオーディションからグループ誕生の瞬間までが視聴可能である。練習生たちの美しい顔立ちや、ダンスクオリティに驚かされるに違いない。