X JAPANのYOSHIKIが、4月14日(イギリス現地時間)、イギリス「BBCワールドニュース」の“Outside Source”にアメリカ・ロサンゼルスの自宅から生出演。今、ミュージシャンとしてできること、仲間やファンへの思いなどを語った。
キャスターから「率先して感染対策を呼び掛けてきたアーティスト」と紹介されたYOSHIKI。
「COVID-19救済基金」(新型コロナウイルス感染拡大防止措置による公演中止の影響を受けた音楽業界を支援する基金)に10万ドルを寄付したことや、U2のボノ、ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム、ジェニファー・ハドソンと共に「SING 4 LIFE」を作り上げ、同曲でピアノを演奏したことが伝えられた。
「SING 4 LIFE」を発表した目的について、YOSHIKIは「新型コロナウイルスに苦しむ人々の助けになりたかった」と語り、「家に1人でいることで、物理的には距離を置いていますが、考えや心を共有してつながることはできます。だから、この曲は“我々は完全に1人ではない”ということを歌っているんです」と説明。
ミュージシャンとしての現状に対する思いや、活動について尋ねられ、YOSHIKIは被害の拡大が日本より早かったLAに居たことで、このウィルスの脅威を身をもって知ったこと、そして大切なファンや音楽仲間を守りたくて、自粛の必要性を訴え続けたことなどを語る。
そして「音楽家として仲間を応援したいと思っていますが、それと同時に今、1番大切なのは、医療に従事している方々を支えることだと思います。彼らが自分たちの命を救ってくれています。本当に感謝しています」と明かす。
さらに、「ファンの方のほうが…僕の命よりも大切です。僕の父親は自殺して、バンドメンバーも亡くなり、僕の人生は“死”に囲まれています。ファンはそんな僕を救ってくれました。だから、ファンや友達を本当に救いたいんです」と熱弁を振るった。
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