JFA・田嶋会長、新型コロナウイルスでの入院生活について告白
入院生活についても言及
一方で、18日間にも及んだ入院生活については「毎日、私の部屋に看護師や医師、清掃の方がいらっしゃるわけだが、そのたびに防護服を捨てて手を消毒してという作業をされて、防護服は本当に足りないなと。私が入院した3月中旬から退院するまでの間に『防護服が足りない』と看護師さんが言っていた。
日に日にベッドが埋まっていき、バタバタしている様子で、3月中旬から4月頭までに新型コロナ感染の状況が大きく変わったと肌で感じた」と、医療現場についてもコメント。
さらに、退院後も「やはり偏見だとかいろいろなことがあるのは事実だなと。これは新しいウイルスで、分からないことが多いのは当然だと思う」と告白。
田嶋会長は「患者であった私だけに対することではなく、医療従事者の方々に対してもそういうものがあるのはすごく残念。こういうことが続いていくことで、『隠蔽しよう』『PCR検査を受けないようにしよう』という風潮になることを心配している。最前線で闘っている医療従事者たちを、みんなでしっかりケアしていくこともしなければいけない」と話す。
最後に、「今、誰がかかってもおかしくない状況になっている。世界や日本で多くの人が亡くなっていることを考えると、みんなが自主的に自粛し、新型コロナウイルスを駆逐していかなければならない。
国民として自粛に協力し、1日でも早くウイルスとの闘いに勝ちたい。1人でも死者を出さないように努力したい。みんなで協力しましょう」と、危機感を持つことの重要性を力強く訴えた。