放送中の連続テレビ小説「エール」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)に出演する吉原光夫からコメントが届いた。
本作は、「栄冠は君に輝く~全国高等学校野球大会の歌~」など数々の名曲を生み出してきた昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而氏と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏をモデルに、音楽とともに生きた夫婦の姿を描く。
主演の窪田正孝は、福島で代々続く老舗呉服店の長男で、気弱でいじめられがちだったが音楽と出合い、その秘めた才能を発揮して作曲を始める古山裕一を、二階堂ふみが裕一の妻となる関内音を演じる。
吉原が演じる岩城は、関内家が営む馬具店の職人頭で、音が恐れるほどの強面だが、職人としての腕は一流という役どころ。これまでミュージカル「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャンや、劇団四季のミュージカル「美女と野獣」のガストンなどを演じてきた吉原だが、今回の「エール」がテレビドラマ初出演となる。
第19回(4月23日)では、音とともに馬具の作業場で語り合うシーンが放送され、強面で厳しい印象だった岩城の“優しさ”が垣間見えた。
そんな岩城を演じる吉原に、演じてみての感想や、ヒロインの二階堂の印象などを聞いた。
「朝8時に映ってもいい顔なのかな?」
――「エール」の出演オファーを受けた際の心境はいかがでしたか?
よくマネジャーに怒られるんですが、オファーを喜ぶことは作品に対して失礼かなと思ってしまうんです。後に己を裏切ってしまう感情になるというか。
マネジャーに対しては、「こんな俺が、朝8時に映ってもいい顔なのかな?」というのは聞きましたよ(笑)。「もうちょっとリアクションください。NHKですよ、朝ドラですよ」とマネジャーに返されて。謝ったうえで、大きめのリアクションをとりましたね(笑)。
思ってもいなかったというのが正直なところです。自分とNHK、自分と朝ドラ、というのがリンクしていなかったので。テレビドラマの出演自体が今回初めてですからね。