大谷亮平インタビュー「異世界の住人たちが店にいる世界に役が馴染んでいるのだから、自分も馴染むしかない(笑)」
撮影中に覚えた「おしゃれな料理」とは!?
――今のお話にもありましたが、異世界の住人を演じたキャストの皆さんの演技は間近でご覧になっていていかがでしたか?
大谷:どこの居酒屋に行っても頼めば出てくるような料理の一つ一つに、とても新鮮なリアクションをしてくれるので、改めてこちらも気付かされることが多いというか。
役を通してじゃないですけど、唐揚げ一つとっても和食を知らない人が見て食べると、日本人が忘れていた和食のすばらしさというものを再確認させてもらう感じがありました。なので、そうした食に関する皆さんの演技が印象に残っています。
やっぱり難しいと思うんですよ。普段食べているものを初めて見た感じで演じたり、日本人では考えないような目の付けどころで驚いたりしなきゃいけないので。
そこをすごくリアルにやってくれたので、逆にこちらも気付かされましたし、ドラマをご覧になる方々も、新しい思いで一つ一つの料理を見て楽しめるんじゃないかなと思います。
――しのぶ役の武田玲奈さんとのシーンも多かったと思いますが、現場での武田さんの印象などもお聞かせください。
大谷:はじめはすごくおとなしい方なのかなと思ったんですが、面白いことも好きな方なんだと思いました。普段は比較的静かに過ごされているんですが、「大将がすごく優しくて真面目な男だからこそ、実はこんなこと考えていたら面白いね」なんて話をみんなでしていたら、そういう話にも乗ってくれましたし。
演技の面では、台本のト書きとして書かれていない部分を二人で埋めていくことが多々あったので、そこのコミュニケーションはとても大事で。例えば僕が調理などをやっている時、武田さんにタッパーやボウルを出してもらうとか、そういう動きも引きの画では映ってくるので。
そういったところは、本当に昔から二人で働いているようなリアリティーを出すために、シーンごとに話し合って決めて自分たちで作ってやっていました。なので、武田さんは見た感じも役柄にとても合っていますけど、大将のサポート役としても上手く動いてくれていましたし、パートナーとして一緒にやっていて非常にやりやすかったです。
――毎回さまざまなメニューが登場してきますが、大谷さんから見て「これはおいしそうだった!」というメニューは何でしたか?
大谷:登場する料理は裏で実際に食べさせてもらったんですが、「タコのアヒージョ」というものを作りまして。僕は料理に疎いので、そもそも「アヒージョ」って何なのか、あまりピンと来てなかったんですけど(笑)、出来たてのものを食べたらものすごくおいしくて。
やり方を聞いたら意外と簡単で、「これなら自分でも作れるな」と思って、撮影では僕が実際に作ったものを撮っていたんです。スタッフさんにも配って食べてもらいました。初めて人に振る舞える料理がここで出来たなと思いました。
5月15日(金)スタート
毎週金曜夜0:00-0:30
WOWOWプライムにて放送
出演=大谷亮平、武田玲奈/白洲迅、小林豊(BOYS AND MEN)、堀田茜、新谷ゆづみ、阿部進之介/八木アリサ、庄司智春(品川庄司)、小越勇輝、三宅克幸、渡部龍平、早霧せいな/木村祐一、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)、秋山竜次(ロバート)、忍成修吾、品田誠、木下ほうか/波岡一喜、梶原善、田山涼成、篠井英介
※5月8日(金)昼0:00~、WOWOW公式YouTube及び番組公式サイトにて第1話まるごと無料配信!
https://www.wowow.co.jp/drama/original/nobu/
■WOWOWオリジナルドラマ「異世界居酒屋『のぶ』」