この写真集では、板垣李光人という1人の被写体を3人の俳優がそれぞれの視点から撮影した。
安藤は、草木や海、森など自然豊かなロケーションと作りこんだスタジオセット、ユニセックスな衣装によって幻想的な世界観を構築。
一方、市原はカフェや路地裏など身近なロケーションとカジュアルな衣装で10代の少年らしい等身大のあどけなさを表現した。
三浦は鹿児島・屋久島ロケに安藤と共に参加。同じロケ場所ながら安藤とはまた違う少し大人びた表情の板垣を撮影している。物憂げな表情がどこかアンバランスで、実年齢以上の哀愁が漂う写真となっている。
安藤が撮影した通常版の表紙は、アート作品かと思わせるような雰囲気に。ハイセンスな衣装にカリスマ性のある彫刻のような顔の板垣は、性を超越したジェンダーレスな顔立ちで異次元の美しさを見せる。
市原が撮影したLoppi・HMV限定カバー版の表紙は安藤とは対照的に、カジュアルな服装で少年らしいたたずまいで親近感がわく表情となっている。
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