この度写真集を発売させていただくことになりました。
思い返せば一年前ふと、「十代という齢のこの儚さを何か形として残したい」
そう考え、思い立ったが吉日という具合に写真集の制作を打診したのが始まりです。
制作を進めてゆく中で色々なわがままも申し上げましたが、自分には勿体ないほど素敵な表現者である御三方の力を遠慮なくお借りし、輝かしく儚い感情を瓶詰めにしたような一冊に仕上げていただきました。
そんな素晴らしい作品をお届けできることが本当に嬉しいです。
皆さまをはじめとしたこの作品に携わっていただいた全ての方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
そして、この本には十七歳の板垣李光人の一年間が記録されています。
数年後に読み返した際、今この時に、ご自分の思い出と共にトリップできるような、家族アルバムのような感覚で手にとっていただければ幸いです。
物騒がしいこの折に、皆さまを支える少しの養分となれますよう。
ぜひご覧いただきたいです。
李光人との1st sessionは新宿御苑近くのofficeの衣装合わせ。
そこから僕らは始まりました。
演じる
孤独 快楽 刹那 一瞬の相愛
それを写真にしました。
そして、今後も僕らは続くでしょう
それも写真にしていきます。
唯一無二の繊細な心を持つ李光人に逢えて嬉しかった。
希望しか無い彼が新たな時代を作っていく未来が楽しみです。
写真を撮るとき、その人の「自然」がどこにあるかを探る。
彼が見せる「自然」はなんとも美しく、儚く、強い。
同時に、これはまだ板垣李光人のほんの一部分でしかない。シャッターを切るたび、そんなことを思った。
彼を撮影出来たこと、そして素晴らしい写真家と同じフィールドに立てたことを誇りに思う。
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