歌姫・浜崎あゆみが誕生するまでを描いた原作を壮大なスケールでドラマ化した「M 愛すべき人がいて」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)。
福岡から上京しトップスターに上り詰めるアユを歌手の安斉かれんが、アユの才能を見いだし、日本の音楽史を塗り替える伝説を作り続けるプロデューサー・マサを三浦翔平が演じる。
第1話で出会った二人。そんな彼らの前に立ちはだかるのが、レコード会社「A VICTORY」代表取締役社長で、マサの上司でもある大浜。彼はマサの才能を認めつつも、自分の存在を脅かされそうなことからあの手この手で追い出しを図る。
今回、大浜を演じている高嶋政伸に直撃インタビュー。役作りや、自身の好きな音楽について話を聞いた。
高嶋「いろいろなトラップを仕掛けていきます」
――大浜はどういう人物だと思われて演じていますか?
大会社の社長でトップに立つ男というのは絶対に外せないので、威圧感やすごみは出さなければいけないと思いましたね。
アーティストやクリエーターたちを束ねているわけですから、それなりの力がないと。そんな威圧感を表現するために、今回はひげを生やしてパーマをかけました。それにしても、大浜はマサに対してコンプレックスだらけですよ。
――回を追うごとに対立が深まっていきますね。
マサとの会社におけるパワーバランスが変わっていくのを恐れて、芽を摘んでやろう!とあの手この手でいろいろ仕掛けます。今回は対立軸がはっきりしていた方が面白いので、悪役に徹しようと思っています。
もう人情味とか優しさとかそういうモノは全部置いて、心からの笑顔なんて一つもない(笑) 。腹で思っていることと言っていることが全く違う人物にしています。でもこういう役って面白いんですよ。
演じていて楽しいです。ただ、この作品自体が持っているハッピーオーラーを消さないように注意しています。監督と話し合いながら、マサにいろいろなトラップを仕掛けていきますよ!