長澤まさみ主演映画「MOTHER マザー」16歳・奥平大兼が息子役で出演決定!初オーディションで大抜擢
長澤まさみ主演で、社会の闇へ落ちていくシングルマザー秋子とその息子・周平の歪んだ絆を描いた映画「MOTHER マザー」(2020年夏公開)。同作で秋子の愛情に翻ろうされる少年・周平を、16歳の新人俳優・奥平大兼(おくだいら・だいけん)が演じることが決定した。「勉強のため」と初めて受けたオーディションで抜擢となった。特技の空手で全国大会優勝経験も持つ逸材だ。
「絶対受かるわけがないと思っていた」
17歳の少年が起こした殺害事件とその背景にあった歪んだ母子の関係を、実際の事件に着想を得て描いた映画「MOTHER―」。息子に執着し、偏った愛情で翻ろうする母親・秋子を長澤が、秋子の内縁の夫になるホスト・遼を阿部サダヲが演じる。
周平役の奥平は、2003年9月20日生まれ、東京出身の16歳。東京・渋谷駅の改札でスカウトされ、現在の事務所に所属。演技は未経験で、初めてのオーディションで周平役を掴んだ。同作がスクリーンデビュー作となる。
特技は幼少期から12歳まで打ち込んだ空手で、初段の腕前。2012年全国武道空手道交流大会「形」優勝、2013年全国武道空手道交流大会「形」3位、2014年全国武道空手道交流大会「形」準優勝の実績を持つ。趣味は芸術鑑賞、洋楽・クラシック鑑賞、ピアノ。
「審査側の机は選考書類の山でしたし、絶対受かるわけがないと思っていたので、合格の連絡を聞いたときは、嬉しいよりも驚きの方が大きかったです」と、オーディション当時を振り返った奥平。プロデューサーの佐藤順子氏は、奥平に惹かれた理由を「彼は演技未経験ではありましたがとても深く脚本と役柄を理解しており、その感性にすごく驚かされたのを覚えています」と語る。
共演の長澤も「奥平くんは初めてお芝居をするとは思えないくらい堂々としていて、感じたことや思ったことを素直に表現してくれたので、今回、私はとても助けられていたように思います」と、奥平の感性を高く評価する。
実話をベースに描く感動の衝撃作「MOTHER マザー」は今夏、全国公開となる。逸材・奥平大兼が瑞々しい感性で表現する“周平”にも注目が集まる。
出演:長澤まさみ、阿部サダヲ、奥平大兼、夏帆、皆川猿時、仲野太賀、木野花
監督:大森立嗣
脚本:大森立嗣/港岳彦
音楽:岩代太郎
配給:スターサンズ/KADOKAWA
(C)2020「MOTHER」製作委員会
■映画『MOTHER マザー』予告60秒 YouTube