――「警視庁・捜査一課長」シリーズの印象は?
題材になっているテーマがこれまでの刑事ドラマと違って、予告を見るだけでクスッと笑えるのが面白いと思います。もちろんドラマ本編にも楽しめる要素が細かく散りばめられていて、ワクワクします。
僕の演じたキャラもまさにそんな細かい遊びの部分があり、演じる側としても楽しめました。
――人気デザイナーという役どころでしたが、どんなイメージで演じられましたか?
とにかく短いシーンだったので少しでも印象に残るよう、怪しさとナルシスティックさがあり、それがデザイナーとして自身の作品にも反映しているようなキャラになればな、と…。監督と相談しながら演じました。
――演じる上で大切にされたところを教えてください。
“自分の世界に入り込んでいる感じ”を意識しました。
――視聴者の皆さまにメッセージをお願いいたします!
今話は、この「警視庁・捜査一課長」シリーズで助監督を務めてきた大山晃一郎監督が初めて演出をした放送回なので、意気込みと気合いを感じていただきながら見てほしいのと、個人的にはスタッフさんが僕のシーンのために用意して下さったアート作品?(笑)にも度肝を抜かれてほしいです。今回も最後まで目が離せない展開をお楽しみください!
キャミソールを手にした女性が、ビル屋上から転落死する事件が発生した。目撃者によると、彼女はキャミソールにしがみつくように屋上からぶら下がっていたが、しばらくして力尽きた様子で落下。屋上には犯人らしき人物の影も見えたという。臨場した警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、死んでなおキャミソールを固く握りしめている彼女の姿に“執着心”のようなものを感じる。
まもなく、遺体の身元は古着店を営む青崎美枝(内田慈)と判明。彼女が元交際相手の人気デザイナー・灰田民夫(小田井涼平)へのストーカー行為で警察から注意を受けていた事実も浮上する。美枝と灰田は1年前に破局したが、美枝は灰田にデザインを盗まれたと言いがかりをつけては度々、金を要求してきたという。
さらには、美枝が握りしめていたキャミソールが、自身のデザインによるヒット商品だと分かる。彼女はかつて大手アパレル会社で働いていたが、10年前に同僚・赤堀ルリ子(酒井若菜)とランジェリー専門のアパレル会社を設立。その後、美枝のデザインしたキャミソールが大ヒットして会社も軌道に乗り、社長を務めるルリ子との仲も良好だったはずが、なぜか3年前に自主退職したようだった。
事件現場でルリ子を見かけた現場資料班刑事・平井真琴(斉藤由貴)は彼女を怪しむが、新ブランドを立ち上げたばかりのルリ子は事件発生時刻、提携先の社長・黒坂圭一郎(天宮良)と打ち合わせをしていたと主張。黒坂、そして黒坂の秘書・緑沢いづみ(小橋めぐみ)もルリ子のアリバイを証言する。
ルリ子はまた、キャミソールをヒットさせたという過去の栄光にしがみつく美枝のことが嫌いだったが、殺してはいないと、真琴に心情を吐露。「私は何にも執着しない、しがみつかない。自分ひとりで自由に生きていく」とキッパリ断言する。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)