――古山裕一さんとの夫婦関係についてはいかがですか?
2人は世間一般の結婚像とか夫婦像にとらわれていないんです。どちらかがが支えるだけの関係ではなく、ちゃんとギブアンドテイクをしていて支え合っているところがいいなぁと思っています。音さんが愛する旦那さんのために一生懸命料理作りに奮闘する姿や、リアルな財政事情も含めて、2人が補い合っている姿はいいなぁと感じています。
今後は生活をともにして、2人の関係性がもっと濃密になってくると思います。それまで個人と個人が支え合っていましたけれど、今度は本物の家族になっていく瞬間が出てくると思いますので、それは楽しみですね。これまでとは違うまた新しい感覚が生まれてくる ことに期待しています。
――共演者とのシーンで印象に残っていることはありますか?
関内家の3姉妹はみんな個性がバラバラで面白いんですけど、朝ごはんのシーンで、本当にみんな遠慮なく食べるんです(笑)。カットかかったあとも「これおいしいわねえ」「そうですねえ」と言いながら。すごく家族らしくていいなと思いました。
姉・吟役の松井玲奈さんや、妹・梅役の森七菜さんとも現場でも仲良くさせていただいています。私は一人っ子なので、もし姉妹がいたらこんな感じなんだろうなっていうのを感じながら、楽しく演じさせていただいています。
――母・光子を演じる薬師丸ひろ子さんについてはいかがですか?
光子さんはとても強い女性で、その上で女性が生きていくことの大変さを子どもたちに見せてくれるお母さんです。きちんと厳しさを示しながらも、それ以上の愛と優しさでそ の場を包み込むその姿に、教えていただいたことがたくさんありました。
音さんにも、光子さんの強さと優しさが受け継がれているのではないかと感じるところがあります。裕一さんと出会ってからそれらが花開いていくとしたら、その根の部分にあるのは、関内家での暮らしだと思っています。これからの音の変化にも注目して見ていただけたらと思っています。
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