さらに、兄弟役として大沢との共演シーンが多かった賀来に、印象を尋ねると「クールなイメージを勝手に持っていたんですけど、現場では大沢さんのほうから話しかけていただいたりして、兄弟の関係性を作っていただけました」と回答。
それに対して、大沢は「たぶん先輩に気をつかって、話を合わせてくれてたんだと思いますけど(笑)、撮影と関係ない話とか、ずっとしゃべってました。ただ撮影終わりに僕の車を抜いて帰るのはやめてほしかったです(笑)」と言い、賀来は「車線の問題ですよ!(笑)」と笑った。
また、2人との共演シーンが少なかったという岩田は「1カ月くらい間が空いちゃって。久しぶりに現場に行ったら、台本を読んだときから『ここ大変だろうな』と思っていたシーンで緊張しました」と感想を。
大沢も「最初に会ったのがクランクインで、次に会ったのがほとんどクランクアップ(笑)。その間にどうやって気持ちを維持してたのかなと思いながら、スタッフも岩田くんに過度な期待をしてましたけど、それに応えてくれて『プロって負けないんだな』って感動しました」と言い、岩田を恐縮させた。
最後に1人ずつ、締めのコメントを求められ、入江監督は「2019年の頭くらいに全国で大規模な撮影をさせていただけて、ラッキーでした。大沢さんが『娘役の子の手を握った瞬間に、父親の気持ちになった』とおっしゃっていたり、そういう触れ合うことで演技は生まれるので、あんな尊い撮影が戻ってくる日が来るのを願っています」と、昨今の情勢も踏まえてあいさつ。
岩田は「逆にこういう状況だからこそ、(一般参加者と)距離感の近いオンラインでトークを聞いていただけて楽しかったです」と答えた。
また、賀来は「ものすごく高い熱量で作った映画。おうちでもその臨場感は伝わると思いますので、何度でも楽しんでいただけたら」とアピール。
最後に大沢は「映画を見てくださった方と直接お話もできてうれしかったです。僕らもふだん(のトークライブ)は横並びで、正面から向き合って話すことがないので、意外と楽しかったです。今の社会の現状と少し意味は違いますけど、パニックが起きた世の中で自分がどうやって生きていくのか考えさせられる映画なので、Blu-rayやDVDでも見ていただけたらうれしいです」と語って、トークライブを締めた。
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