<試写室>「鍵のかかった部屋 特別編」大野智が“密室事件”の犯人を追い詰めていくさまにスカッと爽快な満足感!
大掛かりなトリックの“密室事件”
「密室は、破れました」
この印象的なせりふを、聞いたことがあるだろうか。密室事件の謎を解く、あのミステリーが“月9”に帰ってきた。
“密室”がテーマのこのドラマは、事件を中心にストーリーが展開され、榎本や純子、芹沢らキャラクターのプライベートはあまり明かされていない。それだけに、劇中に登場する“密室事件”はすごく大掛かりなトリックで、簡単には見破れないものばかり。
私のような凡人には、榎本の解説がなければ何が何だかさっぱり分からないくらい、かなり本格的である。しかし、そんな私でも「この人、怪しい…」と思うほど、犯人が絞られていくところがまた面白い。
そして、犯人が完璧に作り上げたトリックを、榎本が一つ一つ淡々と解説し、犯人を追い詰めていく姿がこの物語の醍醐味(だいごみ)ではないだろうか。
あんなにぶっきらぼうに、冷静に、次から次へとトリックの謎を解明していく榎本だが、どこか愛らしく、応援したくなるのは、やはり国民的アイドル・大野智の魅力なのか。
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