ベテラン芸人たちがここ最近になってYouTubeを始めているのに対し、“第7世代”と呼ばれる若手芸人たちはいち早くYouTubeでの活動をスタートさせていた。
霜降り明星は、2019年7月に「霜降りチューブ」を開設。テレビでは見られない、ギャンブル大好きな粗品の姿や、せいやのモノマネ動画など多彩な動画ラインアップが人気を集めている。また、毎日動画がアップされており、その本気度がうかがえる。
EXITの「EXIT Charannel」は、2018年12月に開設。週2回、動画が更新され人気YouTuberとのコラボ動画や、プライベートを公開する動画などが話題を集めている。
四千頭身は2017年12月に「YonTube」を開設。初期は漫才の動画が中心だったものの、ドッキリ企画や料理動画など3人の仲の良さを活かした企画がファンの注目を集めている。
YouTubeの活用が上手な、デジタルネイティブ世代の若手芸人に比べると、デジタルツールに不慣れな印象のベテラン芸人。
4月末にYouTubeを始めた今田耕司は、“唯一の同居人”だと言う人型ロボット・Pepperとの独身生活を公開。YouTubeに慣れずぎこちない今田と、自由奔放なPepperとの掛け合いが面白いと注目されている。
5月30日にアップされた動画「(今田耕司)ほんまに使うんやろな?ベスト3のどれかを使った『ダーイマディナー』」では、今田がPepperと一緒に焼肉を調理。
今田は肉を焼き始めると、「お前ちょっとこれ、油飛ぶな」と隣にいるPepperに油が飛ぶのではと心配。続けて、「顔ちょっと守った方がええな」「ごめんね、Pepperちょっとだけな」と優しく語りかけ、Pepperの顔と胸部ディスプレイにラップをかけてあげていた。
この様子に、視聴者からは「癒される」「今田さん優しくて素敵」「親子みたいでほのぼのする」といったコメントが続々。
チャンネル開設当初は力んでいる印象だった今田も、最近の動画では慣れてきた様子。スタッフの編集技術も向上し、ベテラン芸人が新しいことに挑戦し、成長していく様子を見られるのもこのチャンネルの魅力かもしれない。