<探偵・由利麟太郎>柳ゆり菜がホステス役で出演「今までの中でも上位に入るくらいのきつい女の子」
柳ゆり菜コメント
――ドラマの企画・台本を読まれた時の感想をお教えください。
すごく難しいなと思いました。妄想なのか、現実なのか、よく分からないシーンもあって、難解な台本だなと。性格のきつい女の子のオファーをいただくことが多いのですが(笑)、その中でも上位に入るくらいのきつい女の子でした。どう演じようかと最初はとても悩みました。
――演じられる美沙子はどんな人物だとご自身では思われますか?
とても強い女の子で…嫌な女の子なんですけど、嫌な女の子に“なってしまった子”なんじゃないかなというイメージで演じていました。エマちゃん(水上京香)みたいなかわいくて、か弱い女の子が周りにいると、どうしても強い女の子って、意地悪な役回りになってしまう瞬間があるんじゃないかなと思いました。根っから悪い子というよりは、性格の強さゆえに、だんだん周りの態度とかそういった要素もあって、自分が嫌な女になっていってしまった。そういうイメージです。
――横溝ミステリー、この作品の魅力は?
ただ怖いだけではなくて、ゾワっと下から這い上がってくるような摩訶不思議な怖さがある作品だと思います。人が持つ怖さや、摩訶不思議な怖さ、悲しみを含んだ怖さ等、事件を解決していくことで分かる単純ではないさまざまな“怖い”部分に胸が締め付けられます。
――京都での撮影はいかがでしたか?
京都には撮影で来させていただくことが多いので、なんとなく懐かしいなというか、帰ってきたなという感じになります(笑)。
――志尊さんの印象は?
何度か共演させていただいていますが、志尊くんは柔らかいキュートフェイスに鋭い牙も持っていて、正反対の魅力が合わさっている俳優さんだと思います。今回、共演シーンが少なかったので、オンエアがとても楽しみです!
――性格のきつい役を演じられるのはいかがですか?
演じている時は、思いっきり感情を発散するので、スッキリするというか、スカッとはするんです。ただ、意地悪をする理由はきっとあると思うんですけど、人を傷つける瞬間が多いので、あとでちょっとした自己嫌悪になってしまうこともあります(笑)。
――2話のみどころ、注目してほしいポイントなど視聴者へのメッセージをお願いします。
由利麟太郎作品の中でも、特に怖い回だと監督に伺いました。恐ろしいシーンも不思議なシーンも多いお話だと思います。ぞくぞくしながら、でもどんどん引き込まれていく内容になっております。ミステリーの世界を楽しんでいただけるドラマだと思うので、ぜひ期待してご覧ください。