クランクアップの日には、永瀬廉演じる小野田坂道と、伊藤健太郎演じる今泉俊輔の2人がロードレース対決をする重要なシーンを撮影。永瀬はクランクイン時と同様、再び前髪を眉上までカットし、大きな丸眼鏡を掛けた、おなじみの坂道の姿に。
炎天下の中、2人は原作にも出てくる激坂を限界ギリギリまで必死で登り切り、見ごたえのあるシーンとなった。
クランクアップを迎え、永瀬は「今日の激坂はとにかくキツかった! でも、みんなでずっと練習から頑張って、苦しいときもありましたが、それすら今はいい思い出です!」と語り、伊藤は「俺も今日が1番キツかった! 寒い時期から暑い時期まで掛かりましたが、無事にけがなくクランクアップできて良かったです」と振り返る。
そして、「当たり前の出来事が経験できなくなった今だからこそ、ぜひ劇場で僕らの頑張りを見て、青春を体験してほしいです」と口をそろえた。
人気コミックスの実写映画化、しかも自転車競技部が舞台ということで、スタッフはさまざまな準備や撮影の検証を重ね、キャストもハードな自転車練習を繰り返し本番に挑んだ。
自転車での走行シーンはCGや合成ではなく、実際にキャストたちが走っており、カメラカーと並走しながらの緊張感ある撮影で、自転車の技量や芝居、車とのスピード調整をコントロールしながら走行。
そのため、かなりの自転車の練習量に永瀬以外のチーム総北のメンバー(伊藤、坂東龍汰、竜星涼、柳俊太郎、菅原健)らも体力作りに加え、何度も何度もフォームをビデオで確認して練習に励んだ。
チーム総北全員、本物の部活動さながら、息が切れるまで走りこみ、終わった後は芝生に倒れ込むこともしばしば。
だが、つらい練習を積んだ甲斐あって、坂道が坂を上るシーンの撮影では、自転車監修を担当した選手経験者でも「登るのがキツイ」と言っていた坂をスピード落とさず登り切るほどに。
地獄の特訓を乗り越えたからこそ実現できた彼らの雄姿は、スクリーンで輝いて見えるだろう。
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