「いつまで2位?」の声も “総選挙から始まらなかった1年”を経てSKE48・須田亜香里と荒井優希が今振り返る総選挙

2020/06/23 12:00 配信

【写真を見る】総選挙について「結果が良くても悪くてもチャンスです」と語った須田

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須田亜香里、総選挙は「自分で考えるようになる」

――まず、2019年は3月に総選挙の不開催が発表されましたが、そのとき率直にどう思いましたか?

須田:1位を目指さなきゃいけないプレッシャーみたいなものがあったので、正直ホッとした気持ちはありますね。周りからは「次は1位を目指そうね」とか「1位になりたいんでしょ?」とか言われることが多くて。

でも、私も自分の道のりがあったからこそ、昔の私と同じような境遇で悩んでいる後輩は、総選挙がなくてきっとすごく悔しかったんじゃないかなと思います。

――2018年の10月に取材をさせていただいた際に、既に次回出ようか迷っていると雑談の中で話されていたんですが、その後にご自身の中で決心はついていたんですか?

須田:「あったら、順位が下がってもいいから絶対出よう」とは思っていました。出ないと何も生まれないから。出ない選択もすごく勇気のいることだし、理由も人それぞれですけど、総選挙って出れば何かが動くので、私は出ることに意味があると思います。

――去年の6月は、総選挙がないことを感じる瞬間などはありましたか?

須田:今年もですけど、「6月だけどプレッシャーを感じてない」ってすごい不思議な感じがします。いつも3月くらいから関連の撮影とかが始まるから、6月に向けて3月くらいからそわそわしてました。

でも、私は終わった瞬間から来年の総選挙がもう始まっていると思ってます。普段から頑張っている姿を見てほしいし、総選挙を1年の結果として自然に受け止めてほしいなって思うからこそ、終わった瞬間から来年を意識して、総選挙のためにというよりは、総選挙が楽しみになるような活動ができるアイドルでいたいなって思いますね。

やっぱりファンの方にとってはお金がかかることですし、ファンの方への感謝が私の根元にないと成り立たないので、ずっと意識はしてます。

総選挙以外にも、ゲームアプリのイベントで楽曲のセンターを決めたり、雑誌に載るメンバー決めたり、そういう総選挙に似ている企画も各グループあって、ファンの方も私のために何かしたいっていつも言ってくださってうれしいんですけど、私の中でファンの方に総選挙以外で負担をかけてしまうことに対する覚悟と信念がまだ固まっていないんです。

総選挙が最大のわがままなので、他にわがままを言えない自分はいますね。総選挙がないことによって、自分は努力を最大限しているのにチャンスが付いてこないって思っている子も多いと思うから、みんながチャンスを得る喜びや充実感を感じるこういう機会は、1つでも多い方がいいなとは思います。

――やっぱり総選挙は須田さんにとっては“チャンス”という要素が大きいですか?

須田:大きいです。あれは結果が良くても悪くてもチャンスです。

――では、総選挙の代わりに1年を振り返る別のタイミングってありましたか?

須田:代わりのタイミングは正直ないかもしれないです。総選挙で1年っていう“プレッシャーがやってくる波”みたいなものが体に染み付いてるので、それに近いものはないですね。

――総選挙の後は、メディア出演の際など、その年の結果が名刺代わりのように紹介されていたと思うんですが、総選挙がなくなってその点で変化を感じたりはしましたか?

須田:ずっと最後の結果で言ってくださっているので、“総選挙2位”の肩書きのままずっと来ちゃいましたね。48グループのファンじゃない方には何とも思われてないと思うんですけど、「いつまで2位なんだ?」という声も聞こえてきたりします。

――SKE48には9期生、10期生と、総選挙を経験したことのないメンバーが入ってきましたが、須田さんはこの後輩たちも総選挙を経験した方がいいと思いますか?

須田:経験した方がいいと思います。自分で考えるようになるから。このグループにいると、誰かに「○○しなさい」とかって言われないんです。スタッフさんも優しいし、恵まれている環境だし、どんなことをしてもついて来てくれるファンの方がいることに、総選挙がないと甘えてしまうというか、自分の可能性に妥協しちゃいやすい気がするんです。

「この環境でどうやったら上がっていけるだろう」ってことを考えるだけで、自分にできることも、自分がグループのためにできることも、どっちも増えると思います。

「厳し過ぎるんじゃないか」とか「若い子たちにはプレッシャーが大き過ぎるんじゃないか」とか、言っちゃったら何もできないじゃないですか。本当に恵まれていると思うんですけど、私たちアイドルにはどれだけ失敗しても支えてくれるファンの方がたくさんいるんだから、何でもやってみて、若いうちに悩んだ方がいいんじゃないかなって私は思いますね。

――では、これが最後の質問なんですが、もし今お答えいただいてるのが2017年の6位の須田さんや、一度選抜から落ちてしまった18位のときの須田さんだったら、また考え方は違っていると思いますか?

須田:全然違ったと思います。「次回はありません」って言われても辞めようとかは思わなかったと思うんですけど、18位だったときより、6位だったときの方が「次こそもっと上の順位で呼ばれたい」って強く思っていたので、目標を見失っていたと思います。

総選挙があってもなくても、どんな状況だったとしても、私は変わらずアイドルを続けていたと思うんですけど、1回見失った気持ちにはなってたかな。「じゃあこのグループで何に燃えよう?」って。

私は本当に負けず嫌いで、それを原動力にしているので、リベンジに燃えているときに「次回はありません」って言われたらすごく悔しがったと思います。

だから、今の若いメンバーが何かもっと在籍していてワクワクするグループになったらいいな、なってるかな?って、いろんなことをグループに経験させてもらった先輩としてはすごく心配ではあります。

2018年28位・荒井優希、総選挙は「全員がフェアな状態で競えること」 (3/3)

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