――本作は三宅監督にとって初めてのホラー作品だったわけですけど、演出面で印象に残っていることは?
荒川良々:やっぱり、ずっと「小田島は淡々と」って言われていました。
黒島結菜:いろんなパターンを撮っていたという印象です。驚き方一つにしても、抑えめな感じ、中ぐらいの驚き、割と大きめと、いくつか段階がありました。
はるかにとってショックな出来事があったシーンでも、何も言わず部屋から出ていくのか、そばにいるマネージャーさんに近寄って手を握り合うのか。いろいろ試しながら撮って、そのシーンに一番合っているものを選んでいたのかなと思います。
――ようやく、世の中も動き始めましたけど、ここ数カ月間は日常生活においてもある一定の制限がありました。その「StayHome期間中」にハマったことや新たな発見などはありましたか?
荒川:外出はスーパーに行く時ぐらいでしたから。その道のりを歩いていると、外に出るということは楽しいんだなってあらためて思いました。あとは外食もできなかったのでずっと自炊。
もともとやっていたんですけど、スーパーで肉を買って焼くとか。YouTubeで失敗しない焼き方という動画を見たら50℃ぐらいの温度で湯煎をするとおいしく焼けるということを知って、それを試したり。YouTubeでは「夜のヒットスタジオ」のオープニング集や昔のCM集なども見て楽しんでいました。
黒島:私も自炊をしていました。普通に作っているだけでは物足りなくなってきて、米粉でアップルパイやタルトを作ったり。白玉を使ってお団子を作って食べたりしました。他にもケーキやパン、ピザなど、結構いろんなものを作りました。
取材・文=月山武桜
カメラマン:堤博之
※黒島結菜=ヘアメイク:加藤恵/スタイリスト:伊藤省吾(sitor)
【作品】
Netflixオリジナルシリーズ「呪怨:呪いの家」(全6話)
2020年7月3日(金)、Netflixにて全世界独占配信
監督:三宅唱
出演:荒川良々、黒島結菜、里々佳、長村航希、岩井堂聖子、井之脇海、テイ龍進、松浦祐也、土村芳、
柄本時生、仙道敦子、倉科カナ
脚本:高橋洋、一瀬隆重
エグゼクティブ・プロデューサー:山口敏功(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)
坂本和隆(ネットフリックス)
プロデューサー:一瀬隆重、平田樹彦
音楽:蓜島邦明 撮影:四宮秀俊 照明:永田英則 美術:尾関龍生、録音:小松将人
音響効果:柴崎憲治 編集:深沢佳文 視覚効果:松本肇、特殊造型:スクリーミング マッド ジョージ
【HP】https://www.netflix.com/ju-on_origins
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