「教場」で注目された味方良介、小芝風花主演ドラマで連ドラデビュー

2020/06/29 18:30 配信

ドラマ

味方良介、小芝風花主演ドラマ「妖怪シェアハウス」で新人神主役を演じる(C)テレビ朝日

味方良介コメント


初めて連続ドラマに出演することになり、新たな自分の引き出しが増えるかなと期待しています。これまで、舞台では長くても4時間ほどの時間経過だったものが、連続ドラマでは何週にも渡って役柄の人生が進んでいくと思うと、魅力的だなと感じていますし、どういう風に自分自身の体感が進んでいくのかなど、未知な部分があるので楽しみです。

妖怪シェアハウス」という作品はオリジナリティーに溢れていますし、言いようによってはとてもふざけたタイトルで、ありがたいなと思ったんです。お芝居をしているとなかなかふざけることもないので、タイトルからふざけていただけると、ふざけやすいというか(笑)。

もともと僕は怖い話がとても好きなんです。稲川淳二さんの「怪談ナイト」というライブに毎年足を運んだり、寝るときも怖い話を聞いたりするくらい。妖怪は「見たいな、出会いたいな」と思っていたので、それが実現するのは嬉しいですよね。こういうポップな感じで出会えるとは思っていませんでした(笑)。

僕が演じる水岡譲という役は、とてもむず痒いキャラクターです。キメきれていないというか、決定的な瞬間を捉えきれないダサさを感じます。そのどうしようもない、母性をくすぐるところが魅力の役柄ですね。あくまでも主人公の澪がいる中で、そこにどういう風に作用できるかというのが大事なことだと思うので、僕がどう演じたいかではなく、澪の世界を、周りにいる僕らがどういう風に肉付けできるか、ということを考えながらやっていこうと思っています。

ただ、水岡を囲む妖怪たちは、トリッキーな方たちが多いので、負けないように…水岡は負けっぱなしでしょうけど、気持ちの面では負けないようにしないといけないなと思っています!

今回、新人神主であり陰陽師の末裔という役柄ですが、例えば神主さんは、舞台のお祓いや年末年始のお参りで見かけることはあっても、詳しく知る機会がこれまでありませんでした。お祓いのときは頭を下げていて見えなかったところで、実はそんな儀式をやっていたんだとか、そういう意味があったんだとか、一つの手の動作にしても、これが火を表現しているとか「あぁ、なるほどな」と思うことがありました。

言葉で聞くだけではなかなか難しい部分がありますが、陰陽師指導の先生にとてもわかりやすく説明していただき、自分の中で新たな知識になりました。

今のこの状況下ですが、これだけぶっ飛んで突き抜けた作品を、家族や友達、恋人と一緒に観て、テレビって楽しいよね、ドラマっていいよね、という憩いの時間、笑える時間にしていただければいいなと思っています。

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